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【F1】角田裕毅のレッドブル昇格見送りは「完璧な選択とは思わない」 元ハース代表が疑問呈す「なぜ引き留めるのか」「ダメなら放出すればいいだけ」

THE DIGEST編集部

2025.02.03

レーシングブルズでの5シーズン目を迎える角田。(C)Getty Images

 F1レッドブルからの離脱が決まったセルジオ・ペレスの後釜候補として名前が挙がっていた角田裕毅(レーシングブルズ)。育成チームで4シーズンを過ごした日本人ドライバーにはファンから昇格を望む声が多かったものの、結果的にはチームメイトのリアム・ローソンがシニアチームのシートを獲得した。

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 ハースの元チーム代表であるギュンター・シュタイナー氏は、レッドブルが角田の昇格を見送ったことについて、「完璧な選択だったとは思わない。全てが妥協だった」と専門メディア『GPblog』のインタビューで語り、以下のように続けた。

「私は角田が(レッドブルのシートに)値するとは言わないが、チャンスが与えられるべきで、それを(レッドブルが)理解すべきだったと思っている。彼を1年間レッドブルに乗せて様子を見るのは、もっと良い賭けだっただろう。もし成績がダメだったら、放出すれば良いだけの話だ」

 そして、角田をレッドブルに昇格させないにもかかわらず、来年もレーシングブルズで走らせるという首脳陣の決断に対して、「それは彼のモチベーションにならないよ。角田は例年同じようなことを繰り返しているが、ステップアップのチャンスは与えられていない。なぜ角田を引き留めているのか分からないよ」と否定的な見方を示し、「角田はレーシングブルズで5年目だよね?これはジュニアチームなのだろうか」と疑問を呈した。

 ジュニアチームで4年間、計90レースを経験してきた角田よりもたった11レースのみのローソンを昇格させるという判断は他チームの代表経験者から見ても、やはり異常なものなのだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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