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モータースポーツ

【F1】レッドブルとの部品共有は〝ズルい?〟 レーシングブルズCEOが反論「フェラーリとハースが僕たちよりも緊密に協力しているのは確か」

THE DIGEST編集部

2025.02.10

コンストラクターズランキング6位を目指すレーシングブルズの角田(左)とバイエルCEO(右)。(C)Getty Images

コンストラクターズランキング6位を目指すレーシングブルズの角田(左)とバイエルCEO(右)。(C)Getty Images

 今季のF1シーズンで中団勢最上位の6位を目指しているレーシングブルズ。今季マシン「VCARB02」は、昨季のレッドブルのマシン「RB20」の部品のいくつかを導入することになると伊専門メディア『AUTO RACER』が報じた。

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 今季のレーシングブルズは、昨季終盤のラスベガスGPで導入したレッドブルのマシン「RB20」のリアサスペンションとギアボックスを引き続き使うほか、同車のフロントサスペンションとシャークマウスサイドポッド、さらにそれらの変更に合わせたフロントウイングなどでマシンの戦闘力向上を図るという。

 また英専門メディア『PlanetF1』は、現在行なわれているレッドブルからレーシングブルズへのパーツの流用は全てルールの範囲内であると説明。しかしマクラーレンCEOのザク・ブラウン氏が昨オフに指摘したように、ライバルチームから「A / Bチームで部品を共有できる権利」を持っていることについて、「再び苦情が寄せられる可能性がある」と今回の部品導入についての見解を綴った。

 一方で、FIAの競技事務総長やF1エグゼクティブディレクターを歴任し、現在はレーシング・ブルズでCEOを務めるピーター・バイエル氏は、「正直なところ、(そのような批判は)気にならないよ。FIAに長く勤めていたから、他のチームがどれほど協力しあっているかを知っているんだ」とコメント。「フェラーリとハースがレッドブル・レーシングと僕たちよりも緊密に協力していることは確かだ。熾烈な競争であることは理解している。誰もが相手の邪魔をしようとするんだ」と具体名を挙げて反論した。

 そして、「一歩下がってドライバーやエンジニアの声に耳を傾けてみてほしい。私たち(レッドブルとレーシングブルズ)の車は、別物だと聞くことになるだろう。それは単なるコピーではない。全く同じ車であれば、そもそも私たちは今の順位にいないはずだ」とあくまで別チームの別マシンであることを強調した。

構成●THE DIGEST編集部

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