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格闘技・プロレス

「再び、私は利用された…」性別騒動の女性ボクサー、国際ボクシング協会のIOC告訴に反論「もはや沈黙は許されない」「根拠のない嘘や誤った情報」

THE DIGEST編集部

2025.02.14

パリ五輪後、性別騒動で揺れる金メダリスト・ケリフ。(C)Getty Images

パリ五輪後、性別騒動で揺れる金メダリスト・ケリフ。(C)Getty Images

 国際ボクシング協会(IBA)は、パリ五輪のボクシング女子66キロ級で金メダルを獲得したイマネ・ケリフらの出場を認めた国際オリンピック委員会(IOC)に対して法的措置を取ると発表した。同声明を受けてケリフは非難の声を挙げている。
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 ケリフは2月12日、自身のインスタグラムを更新。次のように見解を示した。

「私の名前やイメージが、根拠のない嘘や誤った情報の拡散を通じて、個人的・政治的な意図を推し進めるために無許可で利用されてきた。しかし、もはや沈黙は許されない。国際ボクシング協会(IBA)には、私はもはや関与しておらず、国際オリンピック委員会からも承認されていない組織であるが、再び根拠のない告発を行ない、虚偽で攻撃的な言動をとり、自分たちの意図をさらに推し進めるために私は利用された。 これは私だけでなく、スポーツにおける公正と適正手続きの広範な原則に関わる問題だ」
 
 IBAの声明に対して、前述のように指摘したケリフは、また「どんな挫折にも、どんな冤罪にも、私は立ち向かってきた。 それぞれの障害が、私の決意をより強固なものにしてきた。 私は名誉と誠実さを持って戦い続ける」と自身の強い決意を記し、さらに「正義が勝つことを証明するため、利用可能なあらゆる法的手段を追求する。私はどこにも行かない。 私はリングで闘い、法廷で闘い、そして真実が否定できないものになるまで世間の注目を浴びて闘うつもりだ」と綴り、思いを語った。

 同選手は、トランスジェンダー女性ではなく、生まれながらの女性として、パスポートにも女性として登録されている。医療専門家も、「性分化疾患(DSD)」の一種と定義しているが、IBAはXY染色体を持っており、性別適格性テストに合格しなかったとして、2023年の世界選手権への参加を禁止していた。

 しかし、昨年夏に行なわれたパリ五輪では、IOCの判断で参加が認められ、見事に金メダルを獲得。だが、大会終了後、ネット上には安全性の面で不安の声が広がり、物議を醸していた。同議題を巡っては、今後もさまざまな論争が起こりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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