事件は新日本プロレス2.11大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競競技場大会で行なわれたIWGP GLOBAL ヘビー級選手権試合の試合後に起こった。この試合は、1.4東京ドーム大会ではデビッド・フィンレーに、IWGP GLOBAL人気急上昇中のBC WAR DOGSゲイブ・キッドが挑戦したのだが、ゲイブがまたもや不屈の新日本魂を爆発させて、死闘を展開。試合はゲイブがひるまずラリアット。そしてO‐KNEEを発射するが、辻はカウンターのジーンブラスターを炸裂させる。ここでダブルダウンとなり、ダウンカウントが数えられる。カウント9で辻は立ち上がろうとするも、前のめりに倒れ込み、ここで10カウントのゴングが打ち鳴らされる。
【画像】新日本の歴史を作ってきたレジェンドレスラーたちが集結 倒れながら2人が何やら話し、ゲイブがエルボーを放ったところで、でH.O.T勢が乱入し、辻にストンピングを乱打。そして場内が暗転し、EVILの入場テーマが鳴り響く。その中をEVILがディック東郷を引きつれ、いつめのように真っ黒なTシャツ姿で入場。H.O.Tのメンバーたちは辻を捕らえた状態で、EVILたちを迎え入れる。
しかし、EVILは成田から改良型プッシュアップバーを取り上げ、放り投げる。そしてEVILが辻の手を握って起こすと、場内はどよめきに包まれる。だが次の瞬間、EVILは辻に不意打ちのEVILを炸裂。場内がブーイング、そして「帰れ」コールに包まれる中、今度はEVILと東郷が同じバレットクラブのゲイブを起こす。しかし、EVILと東郷がゲイブを捕らえると、成田が改良型プッシュアップバーで殴打。そしてダブル・クロスでKOに追い込む。
ここでEVILがマイクで「オイ、辻! 辻、オマエ、助けてもらえると思ったか? 残念だったな! ハッハッハッ!(場内ブーイング)。オマエのそのダメージを負った姿、よく似合ってるよ、コノヤロー(場内ブーイング)。いいか、これがよ、オマエの現在であり、未来の姿だ、アア、オイ?」と辻を罵倒すると、返す刀でゲイブに「それからよ、ゲイブちゃん!オマエに一言、言いに来たんだよ。邪魔なんだよ、オマエみたいなクズはよ!(場内ブーイング)。いいか、フィンレーにも言っとけよ!いいか、今日かぎりで、オマエらBC WAR DOGSは、バレットクラブ追放だ、コノヤロー!(場内どよめき)。こんなよ、クソ会社にコビ売ってる連中はよ、バレットクラブにはいらねんだよ、コノヤロー!わかったか、よく、覚えとけ~!!」続いてH.O.Tはゲイブをストンピングで袋だたきにする。すかさず放送席のクラーク・コナーズが救出しようとするも、成田が改良型プッシュアップバーで殴打して花道を引き上げた。
バックステージで成田は「オイオイオイオイ! ゲイブよぉ、それとWAR DOGS。EVILがなぁ、リングで言った通りだ。テメーらバレットアリーナ追放だよ。ゲイブ、テメーのヒーロー気取りにはもうウンザリなんだよバーカ!」と言うと、EVILは「オイ、俺はよぉ、辻にひと言言っといてやるよ。オメーの時代は一生来ねえ。何でかわかるか?過去、現在、未来、全て俺の時代だからだ、この野郎。オメーと俺らじゃ役者が違うんだよ。よく覚えとけ!」とコメント。コメントだけを聞くと、EVILは辻、成田はゲイブを狙っていくことになりそうだ。
今回のWAR DOPS追放前までは、H.O.T、WAR DOGS、KENTA、石森太二、チェーズ・オーエンズらのユニット内ユニットに属さない3派に分かれていた。EVILからすればかつてのパートナーで、天敵でもあるSANADAのWAR DOGS入りも、ゲイブの新日本も許せなかったのかもしれない。
バレットクラブは2013年5月にプリンス・デヴィッド(フィン・ベイラー)をリーダーとしたヒールユニットとして、カール・アンダーソン、タマ・トンガとともに設立。その後、バッドラック・ファレ、ヤングバックスが合流。年末にはドグ(ルーク)・ギャローズも合流し、アンダーソンとの名物タッグを結成する。2014年4月になるとデヴィッドのWWE入りに伴う退団により、入れ替わるかのようにAJスタイルズが新リーダーとして加入する。5月には初の日本人メンバー高橋裕二郎がCHAOSを裏切って電撃移籍。11月にはこれまで日本ではベビーフェイスだったケニー・オメガが加入し周囲を驚かせた。
2015年1月にはコーディー・ローデス(Cody)が加入。バレットクラブは あのWWEからも注目されるような世界的なユニットに成長していく。一時はBCのTシャツがWWEの中継に映り込んでいたこともあった。これは'90年台にWCWと新日本から世界を席巻したnWo以来の快挙である。10月にはオーエンズが加入。
2016年1月にはAJのWWE入りに伴って、ケニーが新リーダーとなり、アンダーソン&ギャローズもWWEに移籍してしまう。4月にはタマのタンガ・ロアが加入。アメリカでは、アダム・コール、ハングマン・ペイジらが続々とBC入りをする。12月にはコーディーが日本でも正式にBC入り。
2017年5月にはマーティ・スカルが加入し、ジュニア戦線で活躍。9月にはタマ、タンガの義弟であるヒクレオも加入した。しかし2017年になると、1月からBC内に不穏な動きが起こり、ケニー&ヤングバックス派と、トンガ3兄弟のG.O.D派に分かれてしまう。そんな中、5月に石森太二、CHAOSを裏切ったジェイ・ホワイトが加入し、ジェイがリーダーとなり、ケニーらThe Eliteのメンバーはバレットクラブという名前に拘らない道を選択。これが現在のAEWへと発展していく。
2019年にKENTAが電撃加入。コロナ禍に入った2020年7月にはEVILが内藤哲也を裏切る形でBC入り。EVILの参謀役としてディック東郷も加入。その後、SHO、金丸義信、成田蓮も前ユニットを裏切ると、バレットクラブ日本人ユニットH.O.Tを結成。2024年にはジェイのAEW移籍に伴って、デビッド・フィンレーが彗星の如く新リーダーとなり、バレットクラブを引っ張って来たが、H.O.Tとの距離感は正直、不穏なものがあった。
ただ新日本が育てた外国人選手のユニットだっただけに、設立以来初の日本人レスラーのみとなって、バレットクラブとしての存在感を出せるかは微妙なところ。まずはケンカを売られたフィンレーのコメントに注目したい。
文⚫︎どら増田
【スターダムPHOTO】岩谷麻優、上谷沙弥、中野たむ、スターライト・キッド…リングを華やかに彩る美女戦士の厳選フォトを一挙
【記事】プロレス大賞授賞式で様々な顔合わせが実現! 岩谷麻優は棚橋弘至から禁断のスリーショットまで“メシ抜き”で撮りまくり!
【記事】場内騒然…棚橋弘至が2026年1.4ドームでの引退を宣言「引退するその日のコメントで、初めて『疲れた』って言うから」【新日本】
【画像】新日本の歴史を作ってきたレジェンドレスラーたちが集結 倒れながら2人が何やら話し、ゲイブがエルボーを放ったところで、でH.O.T勢が乱入し、辻にストンピングを乱打。そして場内が暗転し、EVILの入場テーマが鳴り響く。その中をEVILがディック東郷を引きつれ、いつめのように真っ黒なTシャツ姿で入場。H.O.Tのメンバーたちは辻を捕らえた状態で、EVILたちを迎え入れる。
しかし、EVILは成田から改良型プッシュアップバーを取り上げ、放り投げる。そしてEVILが辻の手を握って起こすと、場内はどよめきに包まれる。だが次の瞬間、EVILは辻に不意打ちのEVILを炸裂。場内がブーイング、そして「帰れ」コールに包まれる中、今度はEVILと東郷が同じバレットクラブのゲイブを起こす。しかし、EVILと東郷がゲイブを捕らえると、成田が改良型プッシュアップバーで殴打。そしてダブル・クロスでKOに追い込む。
ここでEVILがマイクで「オイ、辻! 辻、オマエ、助けてもらえると思ったか? 残念だったな! ハッハッハッ!(場内ブーイング)。オマエのそのダメージを負った姿、よく似合ってるよ、コノヤロー(場内ブーイング)。いいか、これがよ、オマエの現在であり、未来の姿だ、アア、オイ?」と辻を罵倒すると、返す刀でゲイブに「それからよ、ゲイブちゃん!オマエに一言、言いに来たんだよ。邪魔なんだよ、オマエみたいなクズはよ!(場内ブーイング)。いいか、フィンレーにも言っとけよ!いいか、今日かぎりで、オマエらBC WAR DOGSは、バレットクラブ追放だ、コノヤロー!(場内どよめき)。こんなよ、クソ会社にコビ売ってる連中はよ、バレットクラブにはいらねんだよ、コノヤロー!わかったか、よく、覚えとけ~!!」続いてH.O.Tはゲイブをストンピングで袋だたきにする。すかさず放送席のクラーク・コナーズが救出しようとするも、成田が改良型プッシュアップバーで殴打して花道を引き上げた。
バックステージで成田は「オイオイオイオイ! ゲイブよぉ、それとWAR DOGS。EVILがなぁ、リングで言った通りだ。テメーらバレットアリーナ追放だよ。ゲイブ、テメーのヒーロー気取りにはもうウンザリなんだよバーカ!」と言うと、EVILは「オイ、俺はよぉ、辻にひと言言っといてやるよ。オメーの時代は一生来ねえ。何でかわかるか?過去、現在、未来、全て俺の時代だからだ、この野郎。オメーと俺らじゃ役者が違うんだよ。よく覚えとけ!」とコメント。コメントだけを聞くと、EVILは辻、成田はゲイブを狙っていくことになりそうだ。
今回のWAR DOPS追放前までは、H.O.T、WAR DOGS、KENTA、石森太二、チェーズ・オーエンズらのユニット内ユニットに属さない3派に分かれていた。EVILからすればかつてのパートナーで、天敵でもあるSANADAのWAR DOGS入りも、ゲイブの新日本も許せなかったのかもしれない。
バレットクラブは2013年5月にプリンス・デヴィッド(フィン・ベイラー)をリーダーとしたヒールユニットとして、カール・アンダーソン、タマ・トンガとともに設立。その後、バッドラック・ファレ、ヤングバックスが合流。年末にはドグ(ルーク)・ギャローズも合流し、アンダーソンとの名物タッグを結成する。2014年4月になるとデヴィッドのWWE入りに伴う退団により、入れ替わるかのようにAJスタイルズが新リーダーとして加入する。5月には初の日本人メンバー高橋裕二郎がCHAOSを裏切って電撃移籍。11月にはこれまで日本ではベビーフェイスだったケニー・オメガが加入し周囲を驚かせた。
2015年1月にはコーディー・ローデス(Cody)が加入。バレットクラブは あのWWEからも注目されるような世界的なユニットに成長していく。一時はBCのTシャツがWWEの中継に映り込んでいたこともあった。これは'90年台にWCWと新日本から世界を席巻したnWo以来の快挙である。10月にはオーエンズが加入。
2016年1月にはAJのWWE入りに伴って、ケニーが新リーダーとなり、アンダーソン&ギャローズもWWEに移籍してしまう。4月にはタマのタンガ・ロアが加入。アメリカでは、アダム・コール、ハングマン・ペイジらが続々とBC入りをする。12月にはコーディーが日本でも正式にBC入り。
2017年5月にはマーティ・スカルが加入し、ジュニア戦線で活躍。9月にはタマ、タンガの義弟であるヒクレオも加入した。しかし2017年になると、1月からBC内に不穏な動きが起こり、ケニー&ヤングバックス派と、トンガ3兄弟のG.O.D派に分かれてしまう。そんな中、5月に石森太二、CHAOSを裏切ったジェイ・ホワイトが加入し、ジェイがリーダーとなり、ケニーらThe Eliteのメンバーはバレットクラブという名前に拘らない道を選択。これが現在のAEWへと発展していく。
2019年にKENTAが電撃加入。コロナ禍に入った2020年7月にはEVILが内藤哲也を裏切る形でBC入り。EVILの参謀役としてディック東郷も加入。その後、SHO、金丸義信、成田蓮も前ユニットを裏切ると、バレットクラブ日本人ユニットH.O.Tを結成。2024年にはジェイのAEW移籍に伴って、デビッド・フィンレーが彗星の如く新リーダーとなり、バレットクラブを引っ張って来たが、H.O.Tとの距離感は正直、不穏なものがあった。
ただ新日本が育てた外国人選手のユニットだっただけに、設立以来初の日本人レスラーのみとなって、バレットクラブとしての存在感を出せるかは微妙なところ。まずはケンカを売られたフィンレーのコメントに注目したい。
文⚫︎どら増田
【スターダムPHOTO】岩谷麻優、上谷沙弥、中野たむ、スターライト・キッド…リングを華やかに彩る美女戦士の厳選フォトを一挙
【記事】プロレス大賞授賞式で様々な顔合わせが実現! 岩谷麻優は棚橋弘至から禁断のスリーショットまで“メシ抜き”で撮りまくり!
【記事】場内騒然…棚橋弘至が2026年1.4ドームでの引退を宣言「引退するその日のコメントで、初めて『疲れた』って言うから」【新日本】
関連記事
- 【新日本 PHOTO】これが本当のプロレスの力。棚橋・オカダ組が武藤・清宮組に勝利し熱戦が繰り広げられた対抗戦を締め括る
- 棚橋弘至と最後の一戦を控える真壁刀義「新日本プロレスの原点、すげえもんだろって、それを知らしめてやるよ」
- 「俺こそが新日本プロレスだ!」“新世代” 大岩陵平が、先輩YOSHI-HASHI越えを達成「『新世代』って言われてくすぶってるようなヤツらをさっさと越さなきゃなんねえんだよ」
- 【スターダムPHOTO】強くて可愛いギャップに胸キュン!破壊力抜群な“美しき戦士”たちを一挙にチェック!
- 後楽園札止め! スターダム玖麗さやかに忍び寄る上谷沙弥“闇”の招待状「玖麗を私が奪ってやる」