悪童が意味深な発言をしている。
今年5月から6月の間に米ネバダ州ラスベガスで、プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥がWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)の挑戦を受ける予定の防衛戦について、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(同)が「ピカソは大敗するだろう」との大胆な見解を示した。
【動画】ネリと“日本人ボクサー”が殴り合い寸前…一触即発が起きた実際のシーン
モンスターの凄みを肌で知っているからこその“警告”なのだろうか。ネリは地元メディア『Estadiodeportes』から井上とピカソの対決について質問されると、「イノウエとピカソの試合は、結末がどうなるかはみんな分かりきっているだろう。イノウエにとっては、経験の浅い相手と戦うことになるから、非常に楽な試合になる」と述べ、井上の完勝を予想。「ピカソは大敗を喫するだろうな」と断言した。
それに加えて、ネリはピカソがこれまで対戦してきた相手の質に疑問を呈し、そのほとんどが「低レベルの相手だった」と言及。「彼の唯一といっていい真の相手はアザト・ホフハニシャン(アルメニア)戦だけだよ」と主張した。
続けて、「ピカソがこれまで対戦した相手は、アザト以外は無名で戦績も悪く、打ち合いが起きてもKOできなかった」と指摘しながら、ピカソは井上のような世界トップレベルの一流ファイターと対戦する準備ができていないと厳しくこき下ろした。
ネリの大胆発言は母国のジャーナリストも即反応を示している。格闘ライターのエイドリアン・サラビア氏は「ピカソは誰とも戦っていないし、イノウエが勝つのは目に見えている」というネリの発言を切り取りながら、「ネリはピカソを好敵手とは見ておらず、ナオヤ・イノウエを限りなく格上と見ている」と投稿。同じメキシコ人ボクサーでありながら、ピカソに対し容赦のない低評価を下したネリに、地元メディアの間でも小さくない波紋を呼んでいる。
また、ネリはSNS上でピカソから絶えず激しい誹謗中傷を受けてきたことを告白。「1日中、俺の悪口を言ったりしている奴に敬意を示すべきではない」とし、現在はピカソとの関係が最悪であることを認めている。
ネリは昨年5月に井上と東京ドームで対戦し、6回TKO負けを喫した。それ以来の再起戦として、今月22日には母国でWBO世界フェザー級15位の亀田京之介とノンタイトルで対戦するが、現地11日に行なわれた両者のフェイスオフでネリが亀田に殴りかかる乱闘騒ぎが勃発。ブチ切れた亀田がネリに左手で「来いよ!」と挑発するなど、会場は一時騒然となった。その様子がボクシング専門メディアのSNSを通して世界中に拡散されると、ネリに批判の声が殺到した。
構成●THE DIGEST編集部
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【記事】井上尚弥は強すぎる…フルトンの世界王座返り咲きでモンスターの“価値”に再脚光「いかに驚異的なボクサーだったことか」
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今年5月から6月の間に米ネバダ州ラスベガスで、プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥がWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)の挑戦を受ける予定の防衛戦について、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(同)が「ピカソは大敗するだろう」との大胆な見解を示した。
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モンスターの凄みを肌で知っているからこその“警告”なのだろうか。ネリは地元メディア『Estadiodeportes』から井上とピカソの対決について質問されると、「イノウエとピカソの試合は、結末がどうなるかはみんな分かりきっているだろう。イノウエにとっては、経験の浅い相手と戦うことになるから、非常に楽な試合になる」と述べ、井上の完勝を予想。「ピカソは大敗を喫するだろうな」と断言した。
それに加えて、ネリはピカソがこれまで対戦してきた相手の質に疑問を呈し、そのほとんどが「低レベルの相手だった」と言及。「彼の唯一といっていい真の相手はアザト・ホフハニシャン(アルメニア)戦だけだよ」と主張した。
続けて、「ピカソがこれまで対戦した相手は、アザト以外は無名で戦績も悪く、打ち合いが起きてもKOできなかった」と指摘しながら、ピカソは井上のような世界トップレベルの一流ファイターと対戦する準備ができていないと厳しくこき下ろした。
ネリの大胆発言は母国のジャーナリストも即反応を示している。格闘ライターのエイドリアン・サラビア氏は「ピカソは誰とも戦っていないし、イノウエが勝つのは目に見えている」というネリの発言を切り取りながら、「ネリはピカソを好敵手とは見ておらず、ナオヤ・イノウエを限りなく格上と見ている」と投稿。同じメキシコ人ボクサーでありながら、ピカソに対し容赦のない低評価を下したネリに、地元メディアの間でも小さくない波紋を呼んでいる。
また、ネリはSNS上でピカソから絶えず激しい誹謗中傷を受けてきたことを告白。「1日中、俺の悪口を言ったりしている奴に敬意を示すべきではない」とし、現在はピカソとの関係が最悪であることを認めている。
ネリは昨年5月に井上と東京ドームで対戦し、6回TKO負けを喫した。それ以来の再起戦として、今月22日には母国でWBO世界フェザー級15位の亀田京之介とノンタイトルで対戦するが、現地11日に行なわれた両者のフェイスオフでネリが亀田に殴りかかる乱闘騒ぎが勃発。ブチ切れた亀田がネリに左手で「来いよ!」と挑発するなど、会場は一時騒然となった。その様子がボクシング専門メディアのSNSを通して世界中に拡散されると、ネリに批判の声が殺到した。
構成●THE DIGEST編集部
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