２月23日にフジテレビ系列で全国放送された『千鳥の鬼レンチャン』女子300m走サバイバルレンチャンにH.A.T.E.のワールド・オブ・スターダム王者の上谷沙弥が、芸人やアスリートとともに出演し、決勝進出というインパクトを残した。番組ではセコンドにH.A.T.E.の刀羅ナツコ、琉悪夏も出演し、全力応援で上谷の決勝進出を盛り上げていた。これには千鳥やかまいたちといったレギュラー陣にも好反応で、試合や練習場面も流されたこともあり、スターダムにとっては次につながる大きなプロモーションになった。

【動画】玖麗さやかが中野たむに誤爆...  　オンエア後の2.24栃木・ライトキューブ宇都宮大会では、上谷とナツコのH.A.T.E.最強コンビが出陣。遺恨深まるコズミックエンジェルズの中野たむ、玖麗さやかと対戦した。この試合で上谷が勝てば「玖麗はもらう」と上谷とは何かと縁がある玖麗を引き抜くとしており、負けられない試合とあって、ナツコとの最強コンビを結成したのだが、玖麗の粘り強さが爆発。最後はたむをアシストして、たむがバイオレットスクリュードライバーで上谷から３カウントを奪い、玖麗のH.A.T.E.入りを阻止している。

　試合後、玖麗は「上谷さん、私、アナタのやり方が大っ嫌いです！だから、いまの上谷さんにはついていきたいと思わないし、ついていかない。私は、対角でアナタのことを絶対に倒します」と叫ぶと、たむはこう応えた。

「上谷、これが、私たちがお互い思い合う愛の力だ！　アンタもさ、アンタなりにプロレスを愛してるんだよね。それはよくわかった。でも、私はいままでアンタにされてきたこと全部忘れてない。アンタは愛をはき違えてる！　なんでも言うこと聞くって言ったよね。次で最後にしよう。アンタ自身をかけて闘え。退団マッチだ」と敗者スターダム退団マッチを仰天提案。

　上谷は「は？　オマエ、なに言ってんの？」と動揺していたが、たむは「なんでも願いをかなえるってアンタが言ったんだ。吐いた唾、飲む込むのか？」と追い込むと、上谷は「それって、オマエが負けたらオマエが退団するってことだよな」と再確認。たむは「もちろん、私も、私自身をかけて闘う！」と退路を断つ。

　それを聞いた上谷は「わかった。やってやるよ。やろう。いますぐやろうよ。いますぐ。来週、3.3後楽園ホール退団マッチ。オマエ、自分で言ったこと、後悔しないようにな」と不適な笑みを浮かべていた。スターダムは4.27神奈川・横浜アリーナ大会を控えており、団体としては、世間に知名度を広げた上谷も、これまで団体に貢献してきたたむも失いたくないところだが…。3.3後楽園の結果次第で横浜アリーナの景色も変わってくることになりそうだ。

◆スターダム◆
『STARDOM Path of Thunder 2025』
2025年2月24日（月・祝）
栃木・ライトキューブ宇都宮
観衆　896人（満員札止め）
▼スペシャルタッグマッチ（30分1本勝負）
○中野たむ＆玖麗さやか（14分53秒　片エビ固め）上谷沙弥●＆刀羅ナツコ
※バイオレットスクリュードライバー

文⚫︎どら増田

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