９月に東京・国立競技場で開催される世界陸上の最終選考会を兼ねた女子マラソンの名古屋ウィメンズマラソン（バンテリンドームナゴヤ発着＝42.195キロ）が３月９日に行なわれ、佐藤早也伽（積水化学）が２時間20分59秒で日本人トップの２位となり、代表に選出されることが濃厚となった。その裏で、沿道には地元・名古屋の超人気マスコットキャラクターが“フリップ芸”でランナーに声援を送っていた。
【画像】「おちつけ！」ドアラがつば九郎に負けない“フリップ芸”でランナーを激励した実際の場面

　名古屋を代表するマラソン大会には多くの一般ランナーも参加した。そして緊張感が高まるスタート地点近くには、プロ野球・中日ドラゴンズのマスコットであるドアラがいた。

　ドアラは中日のオフィシャルパフォーマンスチーム「チアドラゴンズ」を伴い、沿道から「おちつけ！」と書かれたフリップを持ってランナーたちを激励。いざ号砲が鳴ると、まるで自身が撃たれたかのようなリアクションをみせ、レースを盛り上げていた。
  　ドアラは先月22日、自身のオフィシャルブログを更新。「いろんなことがあります。いろんな思いがあります。ありがとう。みんなもありがとう まえをむいて 自分のできる事を。みんなの笑顔のために なにかしら頑張ろう」と意味深なメッセージを綴り、具体的な名前こそ明記されていないが、その内容が２月16日に東京ヤクルトスワローズの人気マスコット・つば九郎の担当者が亡くなったことへの哀悼の意ではないかと、ファンの間でささやかれていた。

　野球以外でもファンの笑顔を引き出すドアラ。昨年の名古屋ウィメンズにもスタート位置に登場し、ランナーに手を振りながら熱心に激励する姿が目撃されていた。

構成●THE DIGEST編集部

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