専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
フィギュア

「ロシア女子が表彰台を独占」欧州選手権女子シングルはコストルナヤが新女王に。バンケットでは仲良くダンスを披露!

THE DIGEST編集部

2020.01.28

表彰台を独占したロシア3人娘。左からシェルバコワ、コストルナヤ、トゥルソワ。 (C) Getty Images

表彰台を独占したロシア3人娘。左からシェルバコワ、コストルナヤ、トゥルソワ。 (C) Getty Images

 現地時間1月25日に、フィギュアスケートの欧州選手権、女子フリーが行なわれた。国際大会で初優勝を飾ったのは、ロシアのアリョーナ・コストルナヤ。総合240・81点でショートプログラム(SP)に続いて首位を守った。

 2位にはアンナ・シェルバコワ(237・76点)、3位にはアレクサンドラ・トゥルソワ(225・34点)が続き、ロシア勢が表彰台を独占。米スポーツチャンネル『NBC Sports』は「4位以下に30ポイント以上の差をつけた、上位3人の戦いだった。他に誰も到達できない次元で争っている」とそのハイレベルな戦いぶりに脱帽している。

 フリープログラムのジャンプの内容でいえば、コストルナヤはトリプルアクセルを2度着氷。シェルバコワは4回転ルッツと4回転フリップ、トゥルソワは4回転トゥループを着氷させている。

 五輪公式チャンネル『Olympic Channel』は、「コストルナヤは10代の女王。ひとつ抜きんでており、4回転ジャンプという武器はもっていないが、優雅でスピードのあるスケーティング、そして芸術性に優れ、すべてをスムーズにこなすことができる」と称えた。

 だが、フリーの3回転ルッツで珍しく転倒したコストルナヤに、3ポイント差まで肉薄したのがシェルバコワだ。予定していた4回転ジャンプ3本のうち2本を着氷し、スピードのあるスケーティングを披露。フリーのみのスコアでは1位であり(159・81点/コストルナヤは155・89点)、実況を担当したアナウンサーに「彼女の時代はもう少しで来る。スペクタクルなパフォーマンス」と言わしめたほどだ。

 また、フリーで最大5本の4回転ジャンプを組み込むことのできるシェルバコワは3本に絞ったものの、2本で転倒。それでも150・39点は、4位に26ポイント差をつけるハイスコアとなっている。
 
 まさに異次元での戦いを繰り広げたロシアの3人。順当に行けば世界選手権でもハイレベルな競い合いを繰り広げることになる。

 とはいえ、リンクを離れればまだ15、16歳の少女たち。欧州選手権のバンケットはオーストリア・グラーツのコンサートホール「楽友協会」で行なわれたようだ。オーストリアスケート連盟が公開した写真には、ドレスアップした選手たちと豪華絢爛なホールの様子、そして男子シングルで優勝したドミトリー・アリエフ、シェルバコワ、トゥルソワらが手を繋いでダンスをする様子も確認できる。

 女子シングルだけではなく、男子シングル、アイスダンス、ペアでも金メダルを総なめにしたロシア勢。今後もより勢いを増しそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】ロシアが誇る絶世の美女”アリーナ・ザギトワ”!の厳選ギャラリー!
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号