レーシングブルズは2025年シーズンの開幕まで１週間を切った現地３月10日、テクニカルディレクターのジョディ・エギントン氏の離脱を発表。新たにレッドブルの商業技術、エンジニアリング部門である「レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ」でエンジニアリングディレクターとしての役目を果たすことになるという。

【画像】歴代の名車がずらり！！F１世界選手権で成功を収めたマシンを一挙に紹介！ 　1996年にティレルのジュニアデザイナーとしてF1キャリアを始めたエギントン氏。2014年にビークルパフォーマンスの責任者として現在のチームに移籍した後は、2017年に副テクニカルディレクター、2019年からはテクニカルディレクターを歴任。2021年から同チームに所属する角田裕毅にとっては開幕直前というタイミングでデビュー当時からの戦友を失うこととなった。

　エギントン氏は公式サイトの発表に以下のコメントを寄せた。

「10年以上にわたってこのチームの一員として過ごしてきたことは、私にとって素晴らしい経験であり、非常に思い出に残る瞬間を提供してくれた。しかし、ほぼ20年間F1だけに焦点を当ててきた今、私は変化の時が来たと感じている。レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは現在、エキサイティングなプロジェクトを抱えており、エンジニアリング・ディレクターとして大きな任務を担うという、この新しい挑戦を始めるのが待ちきれない」

　また、レーシングブルズチーム代表のローラン・メキース代表はエギントン氏の新たなチャレンジに向けて以下のようにコメントした。

「ジョディは長年、テクニカルディレクターとしてイノベーションを推進し、チームの成長を促進することに尽力してきた。その専門知識でチームと会社が上昇軌道に乗るうえで果たした重要な貢献に感謝したいと思う。レッドブル・ファミリーの新たな挑戦に成功することを願っている」

　なお、発表のなかではテクニカルディレクターの後任については言及されなかったが、エギントン氏が務めてきた役割については今後、チーフテクニカルオフィサーのティム・ゴス氏と副テクニカルディレクターのギヨーム・カッテラニ氏（カーパフォーマンス担当）とアンドレア・ランディ氏（カーデザイン担当）で分担していくという。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け！

【動画】大人気リバリーの新マシンでテストプログラムをこなす角田裕毅

【動画】角田裕毅がコンスト６位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦！