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格闘技・プロレス

新日本愛爆発のゲイブがH.O.Tを蹴散らし2回戦進出「これは俺の人生そのもの。俺はどこにも行かない」

どら増田

2025.03.12

リング上で新日本愛を爆発させたゲイブ。2回戦進出を決めた。写真:新日本プロレスリング

リング上で新日本愛を爆発させたゲイブ。2回戦進出を決めた。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレスは春の最強決定トーナメント『ニュージャパンカップ2025』開幕戦3.8東京・後楽園ホール大会を開催した。メインイベントでは、WAR DOGSのゲイブ・キッドとH.O.Tの成田蓮が対決。EVILがゲイブらWAR DOGSをバレットクラブから追放すると宣言し、一気にお家騒動に発展したわけだが、バレットクラブは創設以来、外国人選手が支配をし続けており、EVILの発言には違和感がある。

 1.4東京ドーム大会でのケニー・オメガ戦の善戦により、人気急上昇中のゲイブに対してH.O.Tはこの日も介入の手を緩めない。成田は海野レフェリーに誤爆させ、改良型プッシュアップバーでゲイブの腹部に一撃。すると、ここで高橋裕二郎とSHOが乱入し、ゲイブにストンピングを連発。場外にゲイブを連れ出すと、成田がイスで脳天に一撃。ゲイブは流血してしまう。

【画像】新日本の歴史を作ってきたレジェンドレスラーたちが集結
 そしてダメージの大きい海野レフェリーも控室へ。H.O.Tはゲイブをリングに上げ、裕二郎とSHOが捕らえる。成田は改良型プッシュアップバー攻撃を狙うも、救出に登場したドリラー・モロニーと石森太二が、裕二郎とSHOをバックステージに連行する。WAR DOGSではないが、石森が反H.O.Tであることが判明した。

 それでも成田は改良型プッシュアップバーで襲いかかるが、ゲイブは両手で受け止めると改良型プッシュアップバーを投げ捨てて、エルボーを連発する成田にひるまず強烈な張り手でダウンを奪う。そしてO‐KNEE、さらにパイルドライバーが決まる。続いてレッグトラップ・パイルドライバーを炸裂させカバーすると、佐藤レフェリーが3カウントを入れて乱戦を制した。

 試合後、ゲイブは「スミマセン、ニホンゴチョットダケネ。ミナサン、ワカル? ミナサン、ワカル?ファッ●、H.O.T.!」と日本語でH.O.Tに絶縁宣言。「(英語に戻り)この会社をけん引していくと主張するヤツは大勢いる。ショータ、ツジ、ユウヤ…オマエらじゃない。なぜならその男の名前は、ゲイブ・キッドだからだ!(頭を指し)ここにズームしてくれ、この血が見えるか?俺の頭からしたたる血が見えるか?わかるか?俺は新日本プロレスの血が流れてる!これは俺の人生で仕事じゃない。(日本語で)シゴトジャナイ! これは俺の人生そのもの。俺はどこにも行かない。(日本語で)シンニホンイチバン!」と言うと、ゲイブはリング中央のライオンマークに座礼し、場内の大歓声に応えながら退場した。ゲイブはヒールでありながら新日本愛で溢れている。

 バックステージでゲイブは「言わないといけないことを言っただけだ。皆、この会社を最高の高みに導くのは誰か、わかっている。最後にこれだけは言わせてくれ。これは俺にとって仕事じゃない。これは俺の人生だ。前にも言ったことがあるが、何度でも言う。過去、警察から精神科に連れられ、隔離されながらカムバックを果たしたプロレスラーを一人でも挙げてみろ。一人でも挙げてみろ…一人しか挙げられないだろう…その名は、ゲイブ・キッド。イジョー!」と言うと最後に「シバタ・カツヨリ…マッテイマス」」とLA DOJO時代の師匠の名前を挙げていた。2回戦は3.12愛媛県・宇和島市総合体育館大会でタイチと2回戦を行なう。

◆新日本プロレス◆
『ニュージャパンカップ2025』
2025年3月8日
観衆 1508人(札止め)
▼ 『ニュージャパンカップ2025』(時間無制限1本勝負)
○ゲイブ・キッド(22分16秒 体固め)成田蓮●
※レッグトラップ・パイルドライバー
※ゲイブが2回戦進出

文⚫︎どら増田
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