現地3月11日、バレーボールの欧州クラブ王者を決定する2024-25シーズンCEVチャンピオンズリーグ(CL)で準々決勝ファーストレグが行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するシル シコマ モニーニ・ペルージャは、ミント ヴェロ バレー・モンツァとアウェーで対戦し、セットカウント3-1(19‐25、25-16、25-17、27-25)でイタリアダービーを制して4強入りへ前進した。
【動画】世界最高峰リーグで活躍する石川祐希のスーパープレー集!
4回戦をグループ首位で突破したイタリア勢同士の対決となった準々決勝(ホーム&アウェー形式)。国内プレーオフ準々決勝での白星発進から中2日で臨んだペルージャは、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリを中心に直近2試合と同様の先発メンバーで臨み、アウトサイドヒッター(OH)は石川をベンチにとどめて、ウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクを起用した。
モンツァは日本代表の高橋藍(現サントリーサンバーズ)らを擁した昨季に国内リーグ準優勝を果たしたが、メンバーが大きく変わった今季は苦戦。辛くも降格を免れて12チーム中11位でレギュラーシーズンを終了し、4月から始まる5位決定プレーオフは出場枠外となったため、残る大会はこのCLのみだ。
スーペルレーガが規定する"自国選手のオンザコート義務規定"が、欧州大会では制限なし。そのルールを活用して、国内リーグで先発を担うイタリア人ミドルブロッカー(MB)のポストに米国代表テイラー・アベリルを起用した。
第1セット、プレーオフのモデナ戦に続きなかなかエンジンがかかり切らないペルージャは前半に4点のビハインドを強いられる。MBアルゼンチン代表アグスティン・ロセルのサーブで3連続ブレークを成功させて追いついたが、すぐさま被ブロック2本で後退。終盤にミスが散見してセットを先取された。
第2セットは若干のリードで序盤を進めるなか、フリーボール2回のチャンスを取りこぼしたラリーでブロックに捕まったプロツニスキに替えて4-3から投入された石川が、すぐさまレフトから強烈なクロスをお見舞いする。この交代でペルージャがリズムを掴み始めると、モンツァはタイムアウトで早々に石川への対応を確認。すると、背番号14は後衛へ下がるや、今度はフェイクセットを警戒した相手の裏をかいてツーでバックアタックを叩き込み、さらにサーブで終盤に2連続得点の起点となってセットポイントを握る。それを自らのエースで仕留めて試合を振り出しに戻した。
勢いに乗ったペルージャは、主導権を握ったまま第3セットを連取する。第4セットは僅差のリードを保って後半を迎えるが、相手のエースとブロックで逆転されてしまう。石川が14-16で右ふくらはぎのトラブルによりベンチへ下がり、ビハインドは3点になる。しかし、マッサージを受けて終盤に再びコートインした石川は、21-23でサービスラインに立つと、運を味方につけたネットインエースの後、相手MBのセンターラインフォルトを誘って同点へと追い上げる。
そして、モンツァが手にした2度目のセットポイントを鮮やかなバックアタックで阻止。間髪を容れずにロセルがブロック2連発を炸裂させて勝利を引き寄せた。
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4回戦をグループ首位で突破したイタリア勢同士の対決となった準々決勝(ホーム&アウェー形式)。国内プレーオフ準々決勝での白星発進から中2日で臨んだペルージャは、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリを中心に直近2試合と同様の先発メンバーで臨み、アウトサイドヒッター(OH)は石川をベンチにとどめて、ウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクを起用した。
モンツァは日本代表の高橋藍(現サントリーサンバーズ)らを擁した昨季に国内リーグ準優勝を果たしたが、メンバーが大きく変わった今季は苦戦。辛くも降格を免れて12チーム中11位でレギュラーシーズンを終了し、4月から始まる5位決定プレーオフは出場枠外となったため、残る大会はこのCLのみだ。
スーペルレーガが規定する"自国選手のオンザコート義務規定"が、欧州大会では制限なし。そのルールを活用して、国内リーグで先発を担うイタリア人ミドルブロッカー(MB)のポストに米国代表テイラー・アベリルを起用した。
第1セット、プレーオフのモデナ戦に続きなかなかエンジンがかかり切らないペルージャは前半に4点のビハインドを強いられる。MBアルゼンチン代表アグスティン・ロセルのサーブで3連続ブレークを成功させて追いついたが、すぐさま被ブロック2本で後退。終盤にミスが散見してセットを先取された。
第2セットは若干のリードで序盤を進めるなか、フリーボール2回のチャンスを取りこぼしたラリーでブロックに捕まったプロツニスキに替えて4-3から投入された石川が、すぐさまレフトから強烈なクロスをお見舞いする。この交代でペルージャがリズムを掴み始めると、モンツァはタイムアウトで早々に石川への対応を確認。すると、背番号14は後衛へ下がるや、今度はフェイクセットを警戒した相手の裏をかいてツーでバックアタックを叩き込み、さらにサーブで終盤に2連続得点の起点となってセットポイントを握る。それを自らのエースで仕留めて試合を振り出しに戻した。
勢いに乗ったペルージャは、主導権を握ったまま第3セットを連取する。第4セットは僅差のリードを保って後半を迎えるが、相手のエースとブロックで逆転されてしまう。石川が14-16で右ふくらはぎのトラブルによりベンチへ下がり、ビハインドは3点になる。しかし、マッサージを受けて終盤に再びコートインした石川は、21-23でサービスラインに立つと、運を味方につけたネットインエースの後、相手MBのセンターラインフォルトを誘って同点へと追い上げる。
そして、モンツァが手にした2度目のセットポイントを鮮やかなバックアタックで阻止。間髪を容れずにロセルがブロック2連発を炸裂させて勝利を引き寄せた。