実業団と大学生が日本一をかけて争う史上初の駅伝「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN（エキスポ駅伝）」（吹田市・万博記念公園スタート～大阪市・夢洲周辺フィニッシュ＝７区間54・5キロ）が16日に行なわれ、トヨタ自動車が優勝を飾った。
【画像】駅伝史上初！実業団vs大学生のガチンコ勝負に向け思いを語る監督たち!!｜ACN EXPO EKIDEN2025

　日本を代表する精鋭たちが集結した夢の駅伝レース。箱根駅伝の覇者・青山学院大など、計16チームが参加し、火花を散らした。実業団の旭化成とKaoは複数選手の体調不良や故障により、大会直前に出場を辞退している。

【実業団７チーム】
トヨタ自動車、GMOインターネットグループ、住友電工、富士通、安川電機、ロジスティード、実業団連合選抜

【大学生９チーム】
國學院大、駒澤大、青山学院大、創価大、早稲田大、城西大、立教大、帝京大、関西学連選抜
  　スタート時（午前９時）の気温は10・6度、湿度74パーセント。小雨が降りしきるコンディションのなか、１区ではGMOインターネットグループの嶋津雄大が序盤から飛び出し、トヨタ自動車の吉居大和や駒澤大の伊藤蒼唯（３年）、青山学院大の鶴川正也（４年）が追う展開に。だが、残り約500メートルで吉居がスパートを仕掛け、併走していた伊藤を抜いてトップで襷をつないだ。

　その後もトップを走り続けるトヨタ自動車は、後続の追い上げを一切寄せつけない。３区を担ったハーフマラソン日本記録保持者の太田智樹や６区の田中秀幸が区間賞を獲得するなど、リードをさらに広げていく。盤石の襷リレーを展開し、アンカーの内田隼太が余裕を持って優勝のフィニッシュテープを切った。

　２位は４区以降追い上げた富士通、３位は國學院大。青山学院大は７位だった。

構成●THE DIGEST編集部

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