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モータースポーツ

失意の12位にチーム首脳は判断ミスを謝罪… 角田裕毅「できる事はやり切った」 ステイアウト戦略は奏功せずも「賭けに出た判断は理解できる」と専門メディア

THE DIGEST編集部

2025.03.17

25年の開幕戦は12位フィニッシュとなった角田。(C) Getty Images

25年の開幕戦は12位フィニッシュとなった角田。(C) Getty Images

 F1開幕戦のオーストラリア・グランプリは3月16日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ(以下レーシングブルズ)の角田裕毅は12位に終わっている。

【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン
 初日から秀逸のパフォーマンスを発揮し、予選ではフェラーリ勢を抑えて5番手という好ポジションを手にした角田は、ウェットコンディションの中でスタートしたレースで上位をキープしたものの、終盤に雨が強くなってきたところでステイアウトを選んだ戦略が裏目に出て、48周目でピットインするとポイント圏外に転落してしまった。

 入賞はもちろん、どれだけ多くのポイントを獲得できるかが興味の焦点となるようなポジションにいながら、賭けに負ける形で失意の結果に終わってしまった後、角田は「ピットストップのタイミングが上手く合いませんでした。タイミングが遅すぎて、セーフティカーの後に突然11番手まで落ちてしまいました。ペースはあったし、大きなミスもなかったのですが、最後に雨が降ったところで崩れてしまいました」と悔しさを示しながらも、ポジティブな点も挙げ、次週の中国GPに向けて気持ちを切り替えている。

「自分としては、できることはやり切ったと思いますし、パフォーマンスにはかなり満足しています。今日のことはしっかり振り返り、今後に活かしていきます。今季は非常に接戦なので、同じミスを繰り返してはなりません。1ポイントでも非常に重要になります。この週末は、理想的な結果ではなかったものの、多くのポジティブな要素を得られました。ペースは確かにあったので、パフォーマンスを最大限に引き出せれば、良い週末になる可能性があります。この調子でパフォーマンスを維持し、次戦にはさらに強く戻ってきます」

 一方、レーシングブルズのローラン・メキーズ代表は「非常に力強い週末を送ってきただけに、残念な結果となってしまった」と失望を隠さず。それでも、スタッフやドライバーの労をねぎらい、角田に対しては「ユウキは雨が再び降るまでは、非常に力強いパフォーマンスを発揮した。最後の判断を誤ってしまい、それが大きな痛手となってしまった。このことについては、彼に謝罪したい。コースに残るという賭けが報われなかったが、これもモータースポーツの厳しさの一部だ」と語った。
 
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