レッドブルでのデビュー戦となったオーストラリアGPをクラッシュによるリタイヤで終えたリアム・ローソンについて、チームのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は評価を下すのはまだ早いとの見方を示し、成長への“猶予期間”を与えることを示唆した。

【画像】歴代の名車がずらり！！F１世界選手権で成功を収めたマシンを一挙に紹介！ 　予選18番手に終わりピットレーンスタートからの追い上げを図ったローソン。レース後半に雨が降り始め、各ドライバーが続々と雨用タイヤに履き替えるなか、ローソンはドライタイヤでのステイアウトで大幅なポジションアップを狙う賭けに出た。

　しかし雨量はさらに増していき、コースに留まるのも精いっぱいという状況のなかで47周目についにローソンはスピンしクラッシュ。レッドブルでのデビュー戦をリタイヤで終えた。

　英専門メディア『PlanetF1』によると、この結果にマルコ博士は「ローソンは自分の能力を見せたかった。しかし残念ながらそれは上手くいかなかったんだ」とコメント。一方で「まずはローソンを落ち着かせ、３～５レースまでの成長を観察しなければならない」とここからどのような成長を遂げるのか、に注視する姿勢を見せた。

　ローソンは３月23日に決勝レースが行われる第２戦中国GPをはじめ、第３戦日本GP、第４戦バーレーンGP、第５戦サウジアラビアGPまでに、自身がトップチームにふさわしいドライバーであることを証明できるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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