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【F1】角田裕毅の“無線での冷静さ”を英メディアが指摘し「レッドブルが角田を信頼してないことがローソンの幸運」と皮肉

THE DIGEST編集部

2025.03.20

無線での振る舞いの改善を評価された角田。(C)Getty Images

 F1レーシングブルズの角田裕毅は3月16日に行なわれた開幕戦オーストラリアGP決勝を12位で終えた。結果としてはポイント圏外だったが、予選では5番手グリッド獲得。さらに決勝レースではシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイクするなど好パフォーマンスを披露した。

 そんななかで英メディア『The Race』は、角田の無線での振る舞いが改善されていることに注目。無線での気性の荒さを理由にレッドブル昇格を見送られてきた日本人ドライバーを高く評価し、角田の代わりにレッドブルに起用されたリアム・ローソンに対して皮肉を放った。

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 同メディアはオーストラリアGPでレッドブルデビュー戦を迎えたローソンが週末を通して低調なパフォーマンスに終わったのに対して、角田が「レッドブルグループの2番手ドライバー」として予選でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差をわずか0.2秒に留め、5番手グリッドを獲得する好走を見せたと称賛した。

 また、同メディアはレッドブル首脳陣が角田の昇格を敬遠している理由が感情的な気質であるなら、角田の無線を聞いてみるべきだ、と主張。角田が12位でフィニッシュした直後にも冷静に「ツイてなかったね。強くなって戻ってこよう。マシンは速かった。これからは全てのレースで結果を残さなければいけない。天気が味方してくれなかったね」とパフォーマンスを振り返り気持ちを切り替える姿勢を見せたと紹介した。

 また、角田は順位を大きく落とした後のセーフティカーラン中にもエンジニアに対して「まだレースは終わってないよ。声に元気がないみたいだけど」とチームを鼓舞するリーダーシップを発揮していた。

 角田がこうした成熟度を見せているにもかかわらず、レッドブルにとって角田は"期待の昇格候補"ではなく、"最終手段"であると同メディアは主張。依然としてローソンがシートを保持する可能性は高いと見通し、「レッドブルが角田を信頼してないことがローソンにとっての幸運」と皮肉を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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