F1レッドブルが今季からステアリングを握るリアム・ローソンの大不振を受けて、ジュニアチームの角田裕毅(レーシングブルズ)を起用することを検討していると複数の海外メディアが報じている。
そんななか、スポーツ専門局『Sky Sports』の解説を務める元F1ドライバーのラルフ・シューマッハ氏はそれらの報道に同意しつつ、昇格が実現したとしても角田のメリットはない、との見方を示した。
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 同氏は同局の番組放送中に「リアム・ローソンは次のレースに(レッドブルとして)出場せず、代わりにツノダが乗ることになる」とコメントし、交代が決定的であると示唆。開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPのスプリント、決勝の計3回のチャンスのなかで予選ではQ1を一度も突破できず、レースでも入賞圏内に食い込むことができなかったローソンに、レッドブルがわずか2週で見切りをつけるだろう、との衝撃的な情報を提供した。
代替候補として名前が挙げられた角田にとってレッドブルのトップチームでのドライブはまさに悲願であり、中国GPの週末でも鈴鹿サーキットでレッドブルに乗りたいか問われ「100%」と返答するなど、ローソンとの昇格争いに敗れた今でもその願望はあるようだ。
角田は今季のパフォーマンスも申し分なく、ローソンとは対照的に全ての予選でQ3に進出し、スプリントではトップチームを相手に堂々とした走りで3ポイントを獲得。決勝レースでもチーム戦略が失敗していなければ大量ポイント獲得の可能性もあり、皮肉にもレッドブルが必要としている速さと安定感のある走りを見せている。
一方で、シューマッハ氏は「ツノダにとって(レッドブル昇格は)何の利益にもならない」と断言。「私がもしツノダのマネージャーだったら(レッドブルへの昇格は)あまり推奨できない。現時点でレーシングブルズのマシンとツノダは最高に調子が良い」とその理由を語った。
ローソンが今季レッドブルマシン特有の“ピーキーさ”に苦労している一方、角田は昨オフにレッドブルのマシンでテストを実施し、好感触だったと振り返っている過去もある。果たしてレッドブル首脳陣は今季のローソンと角田のパフォーマンスをどのように見て、どのような決断を下すのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン
そんななか、スポーツ専門局『Sky Sports』の解説を務める元F1ドライバーのラルフ・シューマッハ氏はそれらの報道に同意しつつ、昇格が実現したとしても角田のメリットはない、との見方を示した。
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 同氏は同局の番組放送中に「リアム・ローソンは次のレースに(レッドブルとして)出場せず、代わりにツノダが乗ることになる」とコメントし、交代が決定的であると示唆。開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPのスプリント、決勝の計3回のチャンスのなかで予選ではQ1を一度も突破できず、レースでも入賞圏内に食い込むことができなかったローソンに、レッドブルがわずか2週で見切りをつけるだろう、との衝撃的な情報を提供した。
代替候補として名前が挙げられた角田にとってレッドブルのトップチームでのドライブはまさに悲願であり、中国GPの週末でも鈴鹿サーキットでレッドブルに乗りたいか問われ「100%」と返答するなど、ローソンとの昇格争いに敗れた今でもその願望はあるようだ。
角田は今季のパフォーマンスも申し分なく、ローソンとは対照的に全ての予選でQ3に進出し、スプリントではトップチームを相手に堂々とした走りで3ポイントを獲得。決勝レースでもチーム戦略が失敗していなければ大量ポイント獲得の可能性もあり、皮肉にもレッドブルが必要としている速さと安定感のある走りを見せている。
一方で、シューマッハ氏は「ツノダにとって(レッドブル昇格は)何の利益にもならない」と断言。「私がもしツノダのマネージャーだったら(レッドブルへの昇格は)あまり推奨できない。現時点でレーシングブルズのマシンとツノダは最高に調子が良い」とその理由を語った。
ローソンが今季レッドブルマシン特有の“ピーキーさ”に苦労している一方、角田は昨オフにレッドブルのマシンでテストを実施し、好感触だったと振り返っている過去もある。果たしてレッドブル首脳陣は今季のローソンと角田のパフォーマンスをどのように見て、どのような決断を下すのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン