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【F1】「角田かローソンかは重要ではない」ローソンのレッドブル史上最も悲惨なデビューの原因はチームの“根本的な問題”と専門メディア

THE DIGEST編集部

2025.03.24

レッドブルデビュー2戦でマシンの扱いに苦労しているローソン。(C)Getty Images

レッドブルデビュー2戦でマシンの扱いに苦労しているローソン。(C)Getty Images

 F1レッドブルから今季フルシーズンデビューを果たしたリアム・ローソンの苦戦は、ドライバーの実力以上にチームの根本的な問題に起因するものだ、と専門メディア『CLASH』が現地3月23日に主張した。

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 今季トップチームデビューを飾ったローソンはここまでスプリント含め、予選最高位18位(18位、20位、20位)、決勝でもいまだノーポイント(DNF、14位、12位)と期待には程遠い成績を残している。そんな23歳のドライバーについて同メディアは「レッドブルF1の20年(以上)にわたる歴史のなかで、シーズン序盤にこれほど悲惨な時期を過ごしたドライバーはいない」と酷評した。

 また悪天候の開幕戦と、フリー走行の機会が減るスプリントのレースウィークというイレギュラーな2週間のみで見切りをつけるのは、冷酷な判断を下すことで知られるレッドブル首脳陣にとっても「劇的である」と同メディア。とはいえ、ローソンが期待を大きく下回っていることは確かで、「レッドブルのドライバーはドライコンディションで予選最下位になるべきではない。これはレッドブルの『呪われた』セカンドシートにとっても最低の記録だ」と低迷ぶりを強調。チーム首脳陣が早ければ次戦日本GPで角田裕毅(レーシングブルズ)と交代することを検討している、との情報を紹介した。

 一方で同メディアは、今回のローソンの苦戦でより鮮明になったレッドブルの根本的問題、つまりマックス・フェルスタッペンのドライビングスタイルに合わせたピーキーなマシン開発の方向性にセカンドドライバーが適応できない問題にレッドブル首脳陣が向き合う必要があると指摘。この問題はローソンの代替候補として挙げられている角田裕毅(レーシングブルズ)が「必ずしも全て解決できるわけではない」とし、そもそも「テストもなしにすぐにペースをつかむことは期待できない」と見通している。

 そして同メディアは、レッドブルはセカンドドライバーを中心としたサポートチームを構築すべきであり、外部の批判からそのドライバーを守る必要があると提言。「大局的に見ると、それが角田であるかローソンであるかは重要ではない。どちらもトップチームのシートに値する有能なドライバーだからだ。しかし、いつまでも(フェルスタッペンの)孤軍奮闘に頼るわけにはいかない」とセカンドドライバーが活躍できる体制を整える必要があると締めた。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が一時5番手に浮上したシーン
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