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【F1】「ホーナーは失敗した!」大混乱招いた“レッドブル首脳2人”に元F1ドライバーから批判の声止まず...「個人的な権力争いのツケが回ってきている」

THE DIGEST編集部

2025.03.29

シューマッハ氏から非難の声を浴びせられたホーナー代表(左)とマルコ博士(右)。(C) Getty Images

シューマッハ氏から非難の声を浴びせられたホーナー代表(左)とマルコ博士(右)。(C) Getty Images

 F1レッドブルがわずか2戦でリアム・ローソンを降ろし、第3戦日本GPから角田裕毅を起用する決断を下したことを巡って、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハ氏はレッドブル内での混乱が始まると予想し、レッドブル首脳陣を強く非難した。

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 同氏は自身が解説を務める放送局『Sky Sports』のポッドキャスト番組『Backstage Boxengasse』で2~3年前までは絶対王者として君臨していたレッドブルの没落ぶりにレッドブル創業者の故ディートリッヒ・マテシッツ氏の名前を出して言及。「レッドブルはかつてトップチームだったが、今では平凡なチームに落ちぶれた。マテシッツはこれを見て何というだろう」と警鐘を鳴らした。

 そしてその原因として名前を挙げたのがチーム代表のクリスチャン・ホーナー氏だ。シューマッハ氏は昨季途中までレッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めていた空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイ氏ら主要スタッフを失った原因としてホーナー氏を名指しで批判。「ホーナーは今、個人的な権力争いでチームを分裂させた際のツケが回ってきている。これは大問題だ!」と持論を展開し、「ホーナーは失敗した!」と断じた。

 また、チームのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士に関しても、若い才能に過剰なプレッシャーをかけることでドライバーに息をつく暇すら与えていないと指摘。「今全てがひっくり返ろうとしている!」と不安定な状況にチームを追い込んだ首脳陣を批判した。

 絶対王者であるマックス・フェルスタッペンを擁しているにもかかわらず、その相棒であるローソンをわずか2戦で降格させざるをえないなど前代未聞の緊急事態に陥っているレッドブル。果たして角田はF1屈指の強豪チームを好転させられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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