現地3月28日(日本時間29日)、フィギュアスケートの世界選手権(米国・ボストン)は女子フリーが行なわれ、史上5人目の4連覇を狙った坂本花織はフリー146.95点、合計217.98点をマーク。暫定トップを最後まで守っていたが、フリー最終滑走者のアリサ・リウ(米国)がノーミスの圧巻演技をみせ、初の金メダルを獲得した。坂本は銀メダルに終わったが、演技後はアリサ・リウと熱い抱擁を交わし前回女王の目からは涙が頬を伝った。
【動画】復帰シーズン初Vのアリサ・リウと坂本花織が熱い抱擁。涙がポロポロ(1分10秒~)
かつて、フィギュア界を沸かせた“天才少女”がビッグタイトルを手にした。ショート首位発進のアリサ・リウは大トリで登場。煌びやかな衣装をまとった彼女は前半のジャンプを難なくまとめると、後半3つのコンビネーション、3回転フリップ+2回転トウループを着氷。最後のダブルアクセルを降りると、会場から大きな歓声が上がった。
出来栄え点を大きく落とすことなく、演技終盤にはもう拍手が鳴り止まない。最後はビールマンスピンでフィニッシュすると、会場は総立ちのスタンディングオベーション。母国のヒロインは「ワアオ!」と自身の完璧な演技に信じられないといった表情を浮かべ、暫定トップに立つ坂本も興奮気味に拍手を送った。
キスアンドクライで得点が表示され初優勝が決まると歓喜の雄叫び。コーチ陣と熱い抱擁を交わすと、直後には坂本とも抱き合い涙を流した。
アリサ・リウは2019年の全米選手権で史上最年少の13歳で優勝を果たし、同年地元で行なわれたジュニアグランプリシリーズで米国女子初の4回転ルッツを成功させ、フィギュア界に大きな衝撃を与えた。22年北京五輪で6位入賞を果たすが同年4月に突然引退を表明するも、24年3月に現役復帰を発表。昨年11月のNHK杯で表彰台まであと一歩の4位となり、復調の兆しをみせた。
今大会はショートでもノーミスの演技で高い実力をみせた。9年ぶりの母国開催で初の頂点に立ったアリサ・リウに国際スケート連盟(ISU)は「夢じゃないよ、アリサ・リウ。君は新しい世界女王だ。素晴らしいカムバックだ!」と氷上に帰ってきた天才少女に最大級の賛辞を送った。
アメリカ勢の優勝は06年のキミー・マイズナー以来。少女から19歳の大人に成長したヒロインが世界選手権の舞台で19年ぶりに星条旗を高く掲げた。
◇フィギュア世界選手権2025 女子シングル結果(カッコ内はフリー得点)
優勝 アリサ・リウ(アメリカ) 222.97点(148.39点)
2位 坂本花織 217.98点(146.95点)
3位 千葉百音 215.24点(141.80点)
―――――――――――――――――――
6位 樋口新葉 204.58点(132.48点)
構成●THE DIGEST編集部
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優勝 アリサ・リウ(アメリカ) 222.97点(148.39点)
2位 坂本花織 217.98点(146.95点)
3位 千葉百音 215.24点(141.80点)
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