F1ハースのチーム代表を務める小松礼雄氏が4月3日、日本GPが開催される鈴鹿サーキットで日本メディアの取材に対応。今季からフルシーズンデビューを果たしたオリバー・ベアマンの実力を称賛した。
【動画】ハースの"桜"デザインの日本GP限定カラーリング 昨季第2戦サウジアラビアGPで虫垂炎となったカルロス・サインツ(当時フェラーリ)の代役としてF1デビューを果たし、いきなり7位入賞を飾ったベアマン。第17戦アゼルバイジャンGPでは出場停止処分を受けたケビン・マグヌッセン(当時ハース)の代わりに出走し、2戦連続で入賞する活躍を見せていた。
第21戦サンパウロGPはマグヌッセンの体調不良でスプリント予選当日の朝に急遽参戦が決定。シミュレーターもなしでフリー走行1回のみとアジャストの面で厳しい状況のなかでスプリント予選を迎えたものの、予選巧者のチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグ(当時ハース)をコンマ3秒も上回りQ3に進出、10番手グリッドを獲得した。
この走りを見た小松代表は「サーキットの習熟度などの能力はピカイチ」と絶賛。「インテルラゴスって難しいんですよ。かなりテクニカルだと思う。それでも1周目からの速さ(を見せていて)、1時間だけ走ってニコに(対して)コンマ3秒つけちゃうんですから」とその完成度の高さへの驚きを表現した。
そんなベアマンは今季第2戦中国GPで8位入賞。オーストラリアと中国という、経験のない2つのコースを戦い、「本当に大変です。オーストラリアも難しかったですが、中国はシミュレーション作業があまりできていなかったので、特に厳しかったです」とコメントした。
一方で本人はそれを楽しんでいるようだ。日本GPについては「このトラック(鈴鹿サーキット)も(F1で)ドライブしたことがないのでもちろん難しいですが、それも楽しみです」と難しい状況をポジティブに捉えている。
日本GPの後はバーレーンGP、そして昨季入賞を果たしたサウジアラビアGPだ。初の2度目のコースについても「楽しみです。きっとすごく良い気持ちがするでしょう。去年を参考にできるのは運が良いと思います。私を助けてくれるはずです」と意気込むベアマン。完成度の高さに経験まで加わるジェッダでは、上位入賞も期待できるかもしれない。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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【動画】ハースの"桜"デザインの日本GP限定カラーリング 昨季第2戦サウジアラビアGPで虫垂炎となったカルロス・サインツ(当時フェラーリ)の代役としてF1デビューを果たし、いきなり7位入賞を飾ったベアマン。第17戦アゼルバイジャンGPでは出場停止処分を受けたケビン・マグヌッセン(当時ハース)の代わりに出走し、2戦連続で入賞する活躍を見せていた。
第21戦サンパウロGPはマグヌッセンの体調不良でスプリント予選当日の朝に急遽参戦が決定。シミュレーターもなしでフリー走行1回のみとアジャストの面で厳しい状況のなかでスプリント予選を迎えたものの、予選巧者のチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグ(当時ハース)をコンマ3秒も上回りQ3に進出、10番手グリッドを獲得した。
この走りを見た小松代表は「サーキットの習熟度などの能力はピカイチ」と絶賛。「インテルラゴスって難しいんですよ。かなりテクニカルだと思う。それでも1周目からの速さ(を見せていて)、1時間だけ走ってニコに(対して)コンマ3秒つけちゃうんですから」とその完成度の高さへの驚きを表現した。
そんなベアマンは今季第2戦中国GPで8位入賞。オーストラリアと中国という、経験のない2つのコースを戦い、「本当に大変です。オーストラリアも難しかったですが、中国はシミュレーション作業があまりできていなかったので、特に厳しかったです」とコメントした。
一方で本人はそれを楽しんでいるようだ。日本GPについては「このトラック(鈴鹿サーキット)も(F1で)ドライブしたことがないのでもちろん難しいですが、それも楽しみです」と難しい状況をポジティブに捉えている。
日本GPの後はバーレーンGP、そして昨季入賞を果たしたサウジアラビアGPだ。初の2度目のコースについても「楽しみです。きっとすごく良い気持ちがするでしょう。去年を参考にできるのは運が良いと思います。私を助けてくれるはずです」と意気込むベアマン。完成度の高さに経験まで加わるジェッダでは、上位入賞も期待できるかもしれない。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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