F1レーシングブルズのローラン・メキース代表は4月4日、プレスカンファレンスに出席。そこで、同チームからレッドブルに昇格し、日本GPでトップチームデビューした角田裕毅の急成長について説明した。
【動画】角田裕毅が念願のレッドブルデビュー!「RB21」で鈴鹿を駆け抜ける!一時セクター3で全体ベスト 昨季チーム代表に就任したメキース氏は、この1年でのドライバー角田の成長を「信じられないステップアップ」と称賛。それを目の当たりにした同代表は「かなり真剣に昇格が考慮されるべきレベルに達する」と感じていたそうで、「実際にやってのけたね」ともコメントした。
また、角田の台頭・飛躍について具体的な説明を求められると、以下のようにコメントした。
「ドライバーは“成熟”という点でしか成長しないと思われがちだが、ユウキの場合は一気に上達した。より冷静になり、技術的なフィードバックも大幅に向上。それがマシンに乗り込んだ時のスピードアップにつながっている。こうした要素が組み合わさると、若いドライバーをチームリーダーに変身させることができる。知っての通り、それは努力なしに叶わない。ユウキがどれほど努力し、集中力を注いできたか伝わってくるよ」
また、メキース代表は今季の角田の“一貫性”にも言及。「ユウキはFP1(フリー走行1回目)の1周目から決勝レースの最終ラップまで、完璧な週末を過ごすことができるんだ」と絶賛し、以下のように続けた。
「(チームの戦略ミスなどの問題で)それが皆さんから見て明らかなものではないが、(角田が)予選などの深刻なプレッシャーのなかで仕事を全うする姿を私は見てきたんだ。メルボルン(開幕戦オーストラリアGP)を例にとると、ユウキはドライコンディションで(予選)5番手につけた。これまでで最高の予選だったと思う。例えば、中国GPのスプリントレースでは、背後からトップチームの選手による大きなプレッシャーを受けながら6位でフィニッシュしたが、一つもミスを犯さなかった。ユウキがクルマをドライブしている時に、成長したことが具体的に、確実に現れているんだ」
そして会見前のフリー走行で、角田はチームメイトのマックス・フェルスタッペンからわずか0.107秒差の6番手タイムをいきなり叩き出し、好調な滑り出しを披露。果たして角田はこのままトップチームで活躍できるのだろうか。
メキース代表曰く「ユウキは準備ができている」。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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【動画】角田裕毅が念願のレッドブルデビュー!「RB21」で鈴鹿を駆け抜ける!一時セクター3で全体ベスト 昨季チーム代表に就任したメキース氏は、この1年でのドライバー角田の成長を「信じられないステップアップ」と称賛。それを目の当たりにした同代表は「かなり真剣に昇格が考慮されるべきレベルに達する」と感じていたそうで、「実際にやってのけたね」ともコメントした。
また、角田の台頭・飛躍について具体的な説明を求められると、以下のようにコメントした。
「ドライバーは“成熟”という点でしか成長しないと思われがちだが、ユウキの場合は一気に上達した。より冷静になり、技術的なフィードバックも大幅に向上。それがマシンに乗り込んだ時のスピードアップにつながっている。こうした要素が組み合わさると、若いドライバーをチームリーダーに変身させることができる。知っての通り、それは努力なしに叶わない。ユウキがどれほど努力し、集中力を注いできたか伝わってくるよ」
また、メキース代表は今季の角田の“一貫性”にも言及。「ユウキはFP1(フリー走行1回目)の1周目から決勝レースの最終ラップまで、完璧な週末を過ごすことができるんだ」と絶賛し、以下のように続けた。
「(チームの戦略ミスなどの問題で)それが皆さんから見て明らかなものではないが、(角田が)予選などの深刻なプレッシャーのなかで仕事を全うする姿を私は見てきたんだ。メルボルン(開幕戦オーストラリアGP)を例にとると、ユウキはドライコンディションで(予選)5番手につけた。これまでで最高の予選だったと思う。例えば、中国GPのスプリントレースでは、背後からトップチームの選手による大きなプレッシャーを受けながら6位でフィニッシュしたが、一つもミスを犯さなかった。ユウキがクルマをドライブしている時に、成長したことが具体的に、確実に現れているんだ」
そして会見前のフリー走行で、角田はチームメイトのマックス・フェルスタッペンからわずか0.107秒差の6番手タイムをいきなり叩き出し、好調な滑り出しを披露。果たして角田はこのままトップチームで活躍できるのだろうか。
メキース代表曰く「ユウキは準備ができている」。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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