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「たくさん改善できるところはある」角田裕毅がRBR初陣で感じた“成長”と“伸びしろ”「今の成長速度と学んでいることは良い方向性」【F1日本GP】

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.04.06

日本GPを振り返り今後の成長について語った角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は4月6日、日本GP(鈴鹿サーキット)決勝で12位フィニッシュ。予選での失敗が影響し入賞こそ果たせなかったものの、レッドブルでの初めてのレースウィークで感じた成長と今後の伸びしろを語った。

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 角田は週末を振り返り、「予選のウォームアップの一貫性が一番重要」と課題に言及。「あとはまだ学んでいる最中。まだ1戦しか終わってないし、チームメイトはあのクルマに9年乗ってるので、それが大きな違いとして出ていると思う」と話し、今回ポールトゥウィンを飾ったマックス・フェルスタッペンとの差は"経験"と主張した。

 またチームが変わったことによって、新たなエンジニアとレースをすることとなった角田は、コミュニケーションや連携について「1戦目にしては悪くなかったと思う」と高評価。一方、"伸びしろ"について以下のように語った。

「まだまだ乗ってる最中でも『あ、こういうところ改善できるな』と(思うことがあった)。そういったレース中乗ってて初めて気づくこともある。そういったことに気づきながら走っていた状態だったので、たくさん改善できるところはあると思う」

 急遽昇格が決まり忙しない日々を送った角田。「このクルマで色んなことを学んだし、毎週毎週違うことが起きて、クルマへの理解はかなり深まったと思う」とマシンへの確かな手応えを口にしながらも「焦らず徐々に。今の成長速度と学んでいることは良い方向性だと思うので、それを続けていきたい」と地に足ついた言葉で今後の展望を語った。

取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)

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