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【F1】「失望が勝る結果」角田裕毅の日本GP12位フィニッシュに専門メディアが厳しい見解も...「3連戦は勢いをつける絶好の機会」と次戦以降へ期待

THE DIGEST編集部

2025.04.07

12位でホームグランプリを終えた角田。(C) Getty Images

 F1第3戦の日本グランプリは4月6日に決勝が行なわれ、角田裕毅は12位でレッドブルでのデビュー戦を終えている。

 14番グリッドからスタートし、すぐにリアム・ローソン(レーシングブルズ)を追い抜いたものの、雨用のセッティングなど不利な要素もあってポイント圏外での走行を終始強いられ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)をアンダーカットしてもうひとつポジションを上げるのが精一杯だった。

【動画】角田裕毅、アタックラップでタイム伸びず、ホーム鈴鹿でのレッドブルデビュー戦は無念のQ2敗退
 彼にとっては期待していた結果とはならなかった母国レースだが、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は「ユウキはオーバーテイクを成功させ、その後、ガスリーをアンダーカットするなどペースは良かったが、第2スティントでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のリアウイングを見つめ続けることを強いられた」「予選がレース結果の90%を決めた。彼はこの週末から、多くのことを学んだ」と振り返ると同時に、以下のように新たなドライバーのスタートをポジティブに評している。

「彼は素晴らしいフィードバックを提供している。チームにも馴染んでおり、彼の力を発揮する時がやがて訪れるだろう。車にも適応しており、次の数レースではさらに前進するはずだ」(スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』のインタビューにて)

 ヘルムート・マルコ顧問もこれに同調し、角田のレースウィークエンドを「良かった」と評価したが、一方で彼も「ここでのオーバーテイクは非常に難しい。ユウキは堅実なレースを見せたが、いかに予選が重要かを物語っている」「予選Q2でのミスが不運だった」と、スタートポジションが全てを決してしまったことを強調。ただ、最後には「それ以外は問題なかった」と付け加えた。
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各国メディアの間で評価分かれるも...