国際オリンピック委員会(IOC)は現地4月9日にスイス・ローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の実施種目や選手出場枠などを承認したと発表。卓球競技で混合団体と男女ダブルスを追加し、男女団体戦をなくすことが決定された。
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昨夏パリ五輪で日本列島を熱く盛り上げ、大きな注目を集めた種目が3年後のロスでは実施されない。パリ大会で女子団体は早田ひな、平野美宇、張本美和が打倒・中国を掲げ、決勝ではその卓球最強国と激突。激闘を演じ、2大会連続の銀メダルを獲得した。一方、男子団体(4位)も地元・フランスとフルゲームの死闘となった3位決定戦は観客が熱狂するほど大いに盛り上がった。
男女団体の消滅、そして混合団体が五輪種目に追加されることについては卓球ファンや関係者はもちろん、中国メディアからも大きな驚きをもって受け止められている。国営通信社『新華社』は「注目すべきは、オリンピックの新サイクルでは新しい競技が混合団体戦となり、卓球の金メダル数が当初の 5 個から 6 個に増えることである。さらに、これまでの男子および女子団体戦に代わって、男子および女子ダブルス戦が実施されるようになった」と説明。お家芸でのさらなるメダル量産に期待を寄せた。
卓球混合団体は、2023年12月に中国・成都で開催されたITTF混合団体ワールドカップで初めて導入された。国際卓球連盟(ITTF)はIOCの決定に対し、「ロサンゼルス五輪での競技デビューが世界中のファンを魅了し、卓球の世界的な魅力、包括性、戦略性を反映したエキサイティングなイベントをもたらすと期待している」とコメント。ITTFのペトラ・ソーリング会長は、「IOC理事会の決定はスポーツの急成長に基づくものであり、世界的な影響力の拡大を示している。24年パリ大会で卓球が大成功を収めたことに続き、ロサンゼルスでの混合団体競技の導入は新たな歴史的節目となり、スポーツの活気に満ちた包括的な未来という私たちのビジョンと完全に一致している」と述べ、追加競技を支持している。
首都・北京を拠点にする中国の日刊紙『北京日報』は、国内ネットユーザーの意見を広く募ると、「また一部選手の負担が増える」「孫穎莎と王楚欽にかかる負担を思うと胸が痛む」「中国が金メダルを独占する現状が気に入らないのだろう」「中国以外の海外勢にチャンスを与えることなのか」「あれこれ変更して中国を抑え込もうとしている」といった否定的な声が多く上がったという。
過去、日本がメダルを獲ってきた男女の団体戦がなくなってしまうのは大きな衝撃だが、それが混合団体に置き換わることで今後は強化方針が大きく変更されそうだ。さらに、男女ダブルスが追加されることによって、個人としてもチームとしてもレベルアップは必須。いずれにせよ、IOCの決定は今後の卓球界の勢力図に新たなうねりを生み出すことになるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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過去、日本がメダルを獲ってきた男女の団体戦がなくなってしまうのは大きな衝撃だが、それが混合団体に置き換わることで今後は強化方針が大きく変更されそうだ。さらに、男女ダブルスが追加されることによって、個人としてもチームとしてもレベルアップは必須。いずれにせよ、IOCの決定は今後の卓球界の勢力図に新たなうねりを生み出すことになるかもしれない。
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