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格闘技・プロレス

「一戦ごとに伝説を書き続けている」 “モンスター”井上尚弥の無敵ぶりに米国からも畏敬の念「勢いに全く陰りが見えない」

THE DIGEST編集部

2025.04.12

井上尚弥の強さに賛辞が寄せられている。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

井上尚弥の強さに賛辞が寄せられている。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が4月10日、32歳の誕生日を迎えた。またひとつ年齢を重ねた無敗の“モンスター”は、今後さらにその地位を確たるものにして行くことへ、大きな期待が寄せられている。

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 来月4日にはラスベガスを舞台に、ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦が控え、この試合も井上優位の予想が圧倒的だ。また、9月にはWBA世界スーパーバンタム級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と拳を交えることが有力。以降も、計画されているサウジアラビアでのイベントが実現に向かっており、新たな1年もスーパースターとしてビッグファイトに臨む。

 その井上には、米スポーツメディア『AthlonSports』も熱視線を送っている。現地時間4月10日、誕生日当日に配信された井上のトピックの中で、「32歳の誕生日を迎えたナオヤ・イノウエは、世界最高のパウンド・フォー・パウンド選手のひとりと広く認められている。モンスターの異名を持つ彼は、すでにそのキャリアを通じて、精密なテクニック、破壊力、そして世界トップレベルの相手を圧倒する非凡な能力を見せつけ、ボクシング史にその名を刻んできた」などと報じている。

 さらに、「現スーパーバンタム級の4団体統一王者であるイノウエは、軽量級選手にとっては通常『晩年』とされる年齢に差し掛かっているにもかかわらず、その勢いにまったく陰りが見えない」と現在までのパフォーマンスを絶賛。来月の防衛戦に関しても、「カルデナスはまだ大舞台では未知数ながら、勢いとハングリーさを持って挑んでくる選手だ。ただし、イノウエの快進撃を止められると予想する声は少ない」と指摘し、対戦する両者の力関係を評している。

 また同メディアは、対戦合意で話題となったWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)との試合のプランについても、「まさに時代を代表する2つの才能がぶつかり合う、歴史的な一戦」と期待を込める。

 その上で32歳となった井上に対し、「軽量級選手としての一般的な時間軸を超え、今なお競技の頂点に君臨し続けている。確かに時計の針は進んでいるが、イノウエは現在も自身の伝説を一戦ごとに書き続けている」と賛辞を並べた。

 ボクシング界で眩い輝きを放ち続けている井上。その強さは今後も、さらに進化を遂げていくはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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