カルロス・サインツJr.（ウィリアムズ）は、F1第３戦・日本グランプリ（GP）でのペナルティに対し、国際自動車連盟（FIA）を猛批判。「再び罰金を科されるリスクがある」と英タブロイド紙『THE Sun』が報じている。
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　日本GP決勝前、サインツJr.は「胃の不調」でトイレにいたため、国歌斉唱に間に合わず、競技規則第19条4b項の違反により、罰金２万ユーロ（約320万円、うち半額は執行猶予付き）を科された。通常であれば、６万ユーロ（約960万円）の罰金を命じられるが、医師の診断書によって体調不良が認められたため、減額された。

　同紙は、F1第４戦・バーレーンGPを前にサインツJr.が「不満を漏らした」とし、FIA記者会見で語った内容を次のように紹介している。

「僕は時間厳守と紳士的な振る舞いを大切にしている。特に国歌斉唱には、関係者全員が出席している。だから、真っ先に手を挙げて『遅刻しました、申し訳ありません』と言った」

「５秒遅刻した。５秒遅れただけで１万ユーロ（約160万円）も払わなければいけないなんて、ありえない。こんなことを言ったから、また罰金を科せられるかわからないけど...クソ野郎！ 誰かこの１万ユーロがどこにいくのか教えてよ」
  　一方、メルセデスのジョージ・ラッセルもこの件について触れており、サインツJr.を擁護した。

「時間通りに会場に着くのは、みんなが思っているほど簡単じゃない。国歌斉唱が始まるまでの間に、トイレに駆け込むこともよくあるし、空いているトイレがない場合もある。かなり高価なトイレだよ！」

　文面の最後に同紙は「しかし、FIAは長文の声明で次のように付け加えた」とし、「『上記にもかかわらず、国歌に対する敬意を示すことは最優先事項であり、関係者全員があらゆる事態を考慮し、必要な時間までに国歌斉唱の位置につく必要がある』と説明した」と伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

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