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【F1】レッドブル低迷脱却のカギはやはり角田裕毅か。昇格2戦目での入賞に専門メディアが高評価「2番手の役割をすでに担い始めている」

THE DIGEST編集部

2025.04.16

レッドブルでセカンドドライバーとしての役割を果たし始めていると評価された角田。(C)Getty Images

 F1第4戦バーレーンGPで移籍後初ポイントを獲得した角田裕毅(レッドブル)について、専門メディア『MOTORSPORT WEEK』が高評価した。

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 角田はレッドブル昇格後、初戦の日本GPで予選14番手、決勝12位フィニッシュの成績を残すと、2戦目のバーレーンGPでは予選Q3進出。ピットトラブルやカルロス・サインツ(ウイリアムズ)との接触に見舞われながらも9位でレースを終え、今季初入賞(スプリント除く)を飾った。

 同メディアは角田の堅実な走りに10点満点中「7.5点」と高い評価をつけ、その理由を以下のように綴っている。

「角田裕毅はレッドブルの2番手の役割をすでに担い始めている。レッドブルのセットアップの経験が不足しているにもかかわらず、フェルスタッペンと同様の問題を抱えながら、角田はチーム入りしてわずか2回目の予選セッションでQ3進出を果たした」

「この日本人ドライバーは、激しい中団争いを粘り強く戦い抜き、決勝では9位でポイントを獲得した。レッドブルは(今季のマシンである)『RB21』のトラブルに悩まされてきたが、今回の結果は、角田がレッドブルを低迷から脱却させる可能性を示している」

 角田が結果でチームに貢献しているのはもちろん、そのフィードバック能力についても、レース後にチーム代表のクリスチャン・ホーナー氏からも賛辞が送られている。角田自身も「まだマシンに慣れていないが、難しいフリー走行セッションから上手くリカバリーし、マシンから良いペースとパフォーマンスを引き出せた。セットアップに関しては、以前よりも多くの意見や選択肢を(チームに)与えられるので、エンジニアたちと日々学んでいるよ」(『GPblog』より)と手応えを口にしている。

 昨季から意識的にフィードバック能力の向上に取り組んできたという角田。4連覇中の相棒マックス・フェルスタッペンですらその扱いに大苦戦している「RB21」の競争力向上も角田に求められている。

構成●THE DIGEST編集部

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