世界トップ6によるフィギュアスケート最強国を決める「世界国別対抗戦」は4月19日に女子フリーが行なわれ、4大会ぶり3度目の優勝を目指した日本は坂本花織がフリー3位(145.00点)、千葉百音が同5位(138.52点)となり計18ポイントを獲得。総合110ポイントまで積み重ねたが、首位・米国に16ポイント及ばず19年大会以来となる銀メダルだった。
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日本はペアフリー終了時点で92ポイント。ライバルを11ポイント差で追いかけた。
まず日本勢の先陣を切ったのは千葉だ。17日のショートはジャンプが不調だったが、この日は最初のフリップ+トウループの連続3回転を降りると、続くサルコウも成功。しかし3つ目の3回転ループで転倒してしまうが、すぐに気持ちを切り替えた。3つのコンビネーションを降りるなど転倒はあったものの、後半はミスなく安定感したスケーティングでまとめた。演技直後は仲間の声援に笑顔を浮かべ、上位の得点にうなずいた。
日本のメダルの色を託されたのは3度の世界女王に輝いた坂本。冒頭のダブルアクセルを難なく降りたが、2つ目の3回転ルッツは着地が少し流れる。前半のカギとなる3つのコンビネーションも3つ目のサルコウでよろめくと、得点源となる後半のフリップ+トウループの連続3回転もトウループが流れ、クリーンにできなかった。
米ミュージカルの名作『シカゴ』のヴォーカルが盛り上がる終盤には客席から大きな手拍子が起こり、日本チームをけん引した主将の背中を後押し。今シーズンの締めくくりとなるフィニッシュポーズをズバっと決めると、力を出し尽くしたように両膝を氷上につけた。
惜しくも頂点には届かなかったが、2大会連続で日本のキャプテンを引き受けた坂本に会場は総立ちで大きな歓声と無数の日の丸が揺れた。
女子フリーはアンバー・グレン、アリサ・リウの米国勢がワンツーフィニッシュ。初日から首位をキープした米国が最後まで逃げ切り、2大会連続となる最多6度目の国別優勝を飾った。
◇世界フィギュアスケート国別対抗戦2025 最終順位
優勝 アメリカ(126ポイント)
2位 日本(110ポイント)
3位 イタリア(86ポイント)
4位 フランス(78ポイント)
5位 カナダ(72ポイント)
6位 ジョージア(68ポイント)
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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日本はペアフリー終了時点で92ポイント。ライバルを11ポイント差で追いかけた。
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日本のメダルの色を託されたのは3度の世界女王に輝いた坂本。冒頭のダブルアクセルを難なく降りたが、2つ目の3回転ルッツは着地が少し流れる。前半のカギとなる3つのコンビネーションも3つ目のサルコウでよろめくと、得点源となる後半のフリップ+トウループの連続3回転もトウループが流れ、クリーンにできなかった。
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惜しくも頂点には届かなかったが、2大会連続で日本のキャプテンを引き受けた坂本に会場は総立ちで大きな歓声と無数の日の丸が揺れた。
女子フリーはアンバー・グレン、アリサ・リウの米国勢がワンツーフィニッシュ。初日から首位をキープした米国が最後まで逃げ切り、2大会連続となる最多6度目の国別優勝を飾った。
◇世界フィギュアスケート国別対抗戦2025 最終順位
優勝 アメリカ(126ポイント)
2位 日本(110ポイント)
3位 イタリア(86ポイント)
4位 フランス(78ポイント)
5位 カナダ(72ポイント)
6位 ジョージア(68ポイント)
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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