専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

「落ち着きぶりには感心している」 レッドブル代表も称賛したサウジGP予選での角田裕毅を専門メディアも高評価! 「そのドライビングが彼の価値の高さを証明」

THE DIGEST編集部

2025.04.20

決勝は8番グリッドからのスタートとなった角田。(C)Getty Images

決勝は8番グリッドからのスタートとなった角田。(C)Getty Images

 F1第5戦のサウジアラビア・グランプリは4月19日に予選が行なわれ、レッドブルの角田裕毅は2戦連続でのQ3進出を果たし、決勝は8番グリッドからスタートすることになった。

【動画】角田がラストアタックで1分27秒台に入れた瞬間

 Q1、Q2でラップを刻むごとにタイムを削って最終ラウンドに進んだ角田だったが、Q3は赤旗中断の影響で一発勝負となり、本人いわく「最後のラップはかなり乱れてしまいました。もう少し良い結果を期待していました」と不満を残すことに。セッション後には、「RB21」の挙動について「まだ学んでいる段階で、プッシュすると予測できないことが起こりやすいです。完璧なラップを刻むのがかなり難しい状況です」と明かしている(F1公式サイト『F1.com』より)。

 決勝に向けて「セットアップはロングランに重点を置いているので、その点では自信があります」と楽観的な日本人ドライバーについて、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、「ユウキがQ3に進出できたのは良かった」と満足感を示し、以下のようにポジティブなコメントを続けた。

「彼はチームの中で、そしてマシンに対して、自分のスタイルを見つけつつある。彼の落ち着きぶりには感心している。なんと、予選の10分前に、彼はアイスバスに入っていたのだから! 我々は彼に、非常に満足している。明日はしっかりポイントを稼げるポジションにつけているはずだ」

 マックス・フェルスタッペンが日本GP以来今季2度目のポールポジション獲得を成し遂げたレッドブルを、『F1.com』は「見事にこの週末を立て直した」と称賛。角田については、順位で7つ、タイムで0.910秒の差がついたこともあってか、「チームメイトを支える形でQ3に進出したが、セッションの終盤でフェルスタッペンと同じようなペースを見つけ出すことはできなかった」とネガティブな記述となっている。
 
 各国専門メディアの報道では、ブラジルのF1専門サイト『F1MANIA』が「角田がレッドブルの2台目のマシンを予選8番手に導いたことで、このチームの両方のマシンは昨季のアゼルバイジャンGP(第17戦)以来初めて、4列目以内からスタートすることとなった」と伝えた。

 一方、『GRANDE PREMIO』は、「2戦連続でQ3に進出し、8番グリッドを手にしたものの、レッドブルの日本人ドライバーは、チームメイトがジェッダのコースでポールポジションを獲得したこともあって、土曜日の出来には満足していない。RB21に対しても同様で、決勝に向けてパフォーマンスの向上を期待している」と綴っている。

 フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』も、「角田はQ3のラストアタックでクリーンラップを逃したことを後悔している」と伝え、彼のコメント(前述)を引用して「セッションの終盤、限界に近づいた時に生じる困難を嘆いた」と、終始ネガティブな内容のレポートとなった。

 対して、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「日本人ドライバーのパフォーマンスは全セッションを通じて安定しており、Q1では5番手、Q2では7番手、そして最終的にQ3では8番手のタイムを記録。常にフェルスタッペンに近い位置を走り、Q3での彼の最終アタックではトウを提供することで、チームメイトのポールポジション獲得にも貢献した」と賛辞をまじえて、角田の働きを称賛している。

 さらに、「(トウ提供は)チームの信頼を得るにはこれ以上ない方法だったが、角田のドライビング自体がすでにその価値の高さを証明している。そしてレッドブル昇格から最初の3連戦を良い形で締め括るには、あとはポイント圏内での成績を収めることだけである」と、日曜日のレースに対しても期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】角田裕毅が9位に浮上!サインツをオーバーテイク

【画像】アレクサンダー・アルボンの美人彼女、ヘ・ムニが公開した日本での思い出ショット!

【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号