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日本がエキシビでSNS流行曲を披露! チーム一丸で3大会ぶりの銀メダル“完フレジャパン”がフィナーレ【世界フィギュア国別対抗戦】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.04.20

エキシビションでチーム演技を披露した日本。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 世界トップ6によるフィギュアスケート最強国決定戦「世界国別対抗戦」の出場者らによるエキシビションが4月20日、東京体育館で行なわれた。日本代表の8選手がチーム演技に登場し、SNSなどで流行した3曲に合わせた特別な振り付けを披露。貴重なナンバーに会場は大いに沸いた。
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 国別のエキシビならではの特別なシーンだ。「チーム・ジャパン!」とコールされ、大歓声を受けた日本はリンク中央で円を作ると、ダンスパートからスタート。アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の『わたしの一番かわいいところ』が会場に流れると、2大会連続でキャプテンを務めた坂本花織や千葉百音は天使のような羽をつけ、コミカルな動きをしながら氷上を縦横無尽に滑走した。
 
 続いて2曲目は、こっちのけんとの『はいよろこんで』に切り替わる。男子の鍵山優真や佐藤駿、"りくりゅう"こと三浦璃来/木原龍一らが楽しく笑顔を浮かべて舞った。

 そして終盤には「Mrs.GREEN APPLE」の『ライラック』が流れると、観客もノリノリ。"うたまさ"こと吉田唄菜/森田真沙也組は手拍子を求めて会場を巻き込み、最後は再びリンク中央で8人が集まり拳を力強く天高く突き上げた。

 2026年ミラノ・コルティナ五輪前、最後の団体戦だった本大会。開幕前には国別に出場経験のある選手と、初出場組の人数が半々だったため、主将の坂本がチーム名を「完熟フレッシュの"完フレジャパン"」と命名したほどチーム力は未知数だった。だが蓋を開けてみれば、開幕前日(16日)から応援席の飾りつけで絆を深めた8人は演技以外の部分でも大きな声援で仲間を鼓舞。チーム一丸で3大会ぶりの銀メダルを手にした。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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