4月27日、香港のシャティン競馬場において『チャンピオンズデー』が開催され、3つのG1競走が行なわれる。日本馬は3レース合わせて8頭がエントリーしており、特にメインのクイーンエリザベスⅡ世カップに出走予定の3頭はかなり強力だ。
では、そのクイーンエリザベスⅡ世カップから、3競走の有力馬を紹介していく。
【動画】日本馬は総勢8騎が参戦!香港チャンピオンズデーの出走馬をチェック
■クイーンエリザベスⅡ世カップ(G1・芝2000m/1着賞金:約2億9000万円)
<出走予定日本馬>
・タスティエーラ(牡5歳/美浦・堀宣行厩舎)
・プログノーシス(牡7歳/栗東・中内田充正厩舎)
・リバティアイランド(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)
本レースを2022年から2024年まで3連覇していた香港の英雄、ロマンチックウォリアーが今年は不在。となると、日本馬3騎に大きなチャンスが巡ってくるだろう。
2023年に日本ダービー(GⅠ)を制したタスティエーラは昨秋、天皇賞(GⅠ)をドウデュースの2着としたあと香港へ遠征。12月の香港カップ(G1、シャティン・芝2000m)でロマンチックウォリアー、リバティアイランドに次ぐ3着に食い込んだ。今回はそれ以来、約4か月半ぶりの実戦となるが、陣営はここをターゲットにきっちりと仕上げており、状態に不安はない。そして、香港カップで手綱をとったダミアン・レーン騎手の連続騎乗が決まっているのも大きなアドバンテージ。人気になっても本馬は外せない。
昨年12月の香港カップでタスティエーラに先んじる2着に入ったリバティアイランドは、今年4月のドバイターフ(G1)で8着に敗れたのち、直接香港へと入った。スタッフが「馬はこのコースを理解しています」とコメントしているように、滞在中も順調に調整が進んだ模様。4歳になって以降はムラ駆けの傾向が出ているが、シャティン競馬場の芝にフィットしているのは明白で、ここで復活劇が起きても驚けない。
プログノーシスは一昨年と昨年の本レースで連続してロマンチックウォリアーの2着に入っている。昨年は香港遠征後、豪州で行なわれたコックスプレート(G1、ムーニーバレー・芝2040m)でも2着に入り海外で確かな地力を示した。当地での実績は十分で、決して前述の2頭に劣るものではなく、人気が2頭に偏在するならば、本馬を軸に馬券へアプローチするのも面白いだろう。今回は豪州の名手ジェームズ・マクドナルド騎手が手綱をとる。
海外馬のなかで怖い存在は、フランス馬のゴリアット。非常にレベルが高いといわれたキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス(G1、アスコット・約2400m)で、のちに凱旋門賞(G1)を制するブルーストッキングを引き離して圧勝している。久々となる2000mの距離とシャティンの馬場に対応できれば日本勢をまとめてぶった切るシーンがあるかもしれない。
その他では、ニュージーランドを代表する中距離馬エルヴェンセドール。ニュージーランドステークス(G1、エラズリー・芝2000m)を連覇した力は侮れない。
では、そのクイーンエリザベスⅡ世カップから、3競走の有力馬を紹介していく。
【動画】日本馬は総勢8騎が参戦!香港チャンピオンズデーの出走馬をチェック
■クイーンエリザベスⅡ世カップ(G1・芝2000m/1着賞金:約2億9000万円)
<出走予定日本馬>
・タスティエーラ(牡5歳/美浦・堀宣行厩舎)
・プログノーシス(牡7歳/栗東・中内田充正厩舎)
・リバティアイランド(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)
本レースを2022年から2024年まで3連覇していた香港の英雄、ロマンチックウォリアーが今年は不在。となると、日本馬3騎に大きなチャンスが巡ってくるだろう。
2023年に日本ダービー(GⅠ)を制したタスティエーラは昨秋、天皇賞(GⅠ)をドウデュースの2着としたあと香港へ遠征。12月の香港カップ(G1、シャティン・芝2000m)でロマンチックウォリアー、リバティアイランドに次ぐ3着に食い込んだ。今回はそれ以来、約4か月半ぶりの実戦となるが、陣営はここをターゲットにきっちりと仕上げており、状態に不安はない。そして、香港カップで手綱をとったダミアン・レーン騎手の連続騎乗が決まっているのも大きなアドバンテージ。人気になっても本馬は外せない。
昨年12月の香港カップでタスティエーラに先んじる2着に入ったリバティアイランドは、今年4月のドバイターフ(G1)で8着に敗れたのち、直接香港へと入った。スタッフが「馬はこのコースを理解しています」とコメントしているように、滞在中も順調に調整が進んだ模様。4歳になって以降はムラ駆けの傾向が出ているが、シャティン競馬場の芝にフィットしているのは明白で、ここで復活劇が起きても驚けない。
プログノーシスは一昨年と昨年の本レースで連続してロマンチックウォリアーの2着に入っている。昨年は香港遠征後、豪州で行なわれたコックスプレート(G1、ムーニーバレー・芝2040m)でも2着に入り海外で確かな地力を示した。当地での実績は十分で、決して前述の2頭に劣るものではなく、人気が2頭に偏在するならば、本馬を軸に馬券へアプローチするのも面白いだろう。今回は豪州の名手ジェームズ・マクドナルド騎手が手綱をとる。
海外馬のなかで怖い存在は、フランス馬のゴリアット。非常にレベルが高いといわれたキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス(G1、アスコット・約2400m)で、のちに凱旋門賞(G1)を制するブルーストッキングを引き離して圧勝している。久々となる2000mの距離とシャティンの馬場に対応できれば日本勢をまとめてぶった切るシーンがあるかもしれない。
その他では、ニュージーランドを代表する中距離馬エルヴェンセドール。ニュージーランドステークス(G1、エラズリー・芝2000m)を連覇した力は侮れない。
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