2025年にメルセデスからフェラーリに移籍したルイス・ハミルトン。成績不振で低迷が囁かれるなか、今シーズン限りで退団する可能性が浮上している。

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　スペイン紙『AS』は、ハミルトンについて「彼はF1界における世紀の契約選手だったが、７度の世界チャンピオンとして期待されるような結果を出していない」と報道。中国GPのスプリントレースでは優勝したが、10位、失格、７位、５位、７位という結果に終わり、「ルイス・ハミルトンのフェラーリでの道のりは、物足りない部分が多い」と不満を漏らした。

　メルセデスに2013年から24年まで在籍したハミルトン。フェラーリに移籍後、マシンへの適応は予想以上に時間がかかっている。前回のサウジアラビアGPでは、チームメイトのシャルル・ルクレールが表彰台に上がったにもかかわらず、40歳のハミルトンは７位に終わり、モナコ出身のドライバーと30秒以上の差をつけられた。
  　そうしたなか、ハミルトンに辛辣な意見を述べた人物がいる。F1界の重鎮であるラルフ・シューマッハ氏だ。記事では、「ラルフ・シューマッハは、新しいフェラーリで安定して走れずに苦戦しているイギリス人（ハミルトン）に対して、『彼はマシンを扱えない』と痛烈に非難した」と報じ、シューマッハ氏が語ったコメントを紹介している。

　シューマッハ氏は、現在のハミルトンについて「彼はとにかくマシンをコントロールできていない」とバッサリ。「ランド・ノリス（マクラーレン）については、よく語られているが、彼に関してはそれよりさらにひどい」とし、「完全に迷走している」と強調した。

　同紙は、「この状況はラルフ・シューマッハを心配させている」と説明し、「彼（シューマッハ）は、結果が出ないことだけでなく、何よりもフェラーリのような歴史ある車で速く走れないことに落胆しており、ハミルトンが夏に退団する可能性を指摘した」と伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

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