5月3日、バレーボールの「大同生命SVリーグ」男子チャンピオンシップファイナル(2戦先取)のGAME1が行なわれ、サントリーサンバーズ大阪がジェイテクトSTINGS愛知を3対2(21-25、21-25、26-24、32-30、26-24)で破り、SVリーグ初代王者に王手をかけた。
この日の公式入場者数は1万1451人。東京・有明アリーナの2階席はほぼ埋まり、赤色と黄色のユニホームが真っ二つに割れるほど満員に膨れ上がった男子のファイナル第1ラウンドは、頂上決戦にふさわしい手に汗握る激闘だった。
第1セットは両チーム外国人アタッカーを中心に点の取り合いとなり、前半は愛知が12対9でリードする。愛知はリカルド・ルカレッリ(ブラジル)、トリー・デファルコ(アメリカ代表)が左右から強烈なスパイクで得点を積み重ねていき、逆にサントリーは身長218センチのドミトリー・ムセルスキー(ウクライナ)がネットの上から叩き落とすような強打でじわじわ点差を詰める。先に20点目を挙げた愛知が先にセットポイントを握り、最後はパリ五輪代表・関田誠大のトスからデファルコが豪快に決めて愛知が先取する。
第2セットも互いに点を取り合う展開に発展する。愛知はデファルコがサービスエースを決め、12対9と一歩リードする。だがサントリーはパリ五輪代表の小野寺太志の高いブロックで同点に追い付くと、デアルマス・アラインが相手のブロックをフワリと交わす技あり得点で逆転に成功する。その後も一進一退の攻防が続くが愛知が21-19からルカレッリのサービスエース、デファルコのアタックで3連続得点。第1セットに続き愛知がセットポイントを握ると、絶好調のルカレッリが強烈スパイクをお見舞い。このセットも奪った。
もう負けられないサントリーは高橋藍、アライン、ムセルスキーにボールを集めるが、愛知の粘り強いバレーをなかなか崩せない。逆にいい守備からいい攻撃へとリズムが出ている愛知が先に二桁得点に達する。その後も両チーム20点を超えても一歩も譲らない白熱した攻防が続く。サントリーがこの試合初めてセットポイントを握るが、愛知は宮浦健人が左腕からの豪打が炸裂。驚異的な粘りを見せるが、最後はサントリーの気迫がわずかに勝った。
運命の第4セット、僅差でリードを奪ったのは愛知。しかし、サントリーの小野寺が宮浦のスパイクをブロックすれば、お返しとばかりに宮浦が今度はサントリーのブロックを豪快に弾き飛ばすなど、15対12と前進する。愛知はこのセット当たりが出ている宮浦にボールを集めると、その期待に応えるように背番号15は剛腕を振り抜き得点を重ねる。そして愛知がついにマッチポイントを握るが、サントリーが怒とうの3連続得点で追い付く粘りをみせる。互いに次の1点を取り合う痺れる展開がなんと30対30まで続き、最後はチャレンジによるビデオ判定でサントリーの得点が認められ死闘に決着。2対2に追い付き、勝負は最終セットまで持ち込まれた。
15点先取の第5セットは高橋藍が高い跳躍力を生かしたスパイクを炸裂させ、サントリーが8対5でリードする。だがコートチェンジ後、愛知が末恐ろしい底力を発揮し、宮浦の得点やブロックポイントなどで再度追い付く。13対13のところで愛知がついにマッチポイントを握るが、ここでも1点を取り合い24対24の息詰まる接戦となる。最後はサントリーの気迫ブロックで3時間25分の死闘にケリをつけた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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第1セットは両チーム外国人アタッカーを中心に点の取り合いとなり、前半は愛知が12対9でリードする。愛知はリカルド・ルカレッリ(ブラジル)、トリー・デファルコ(アメリカ代表)が左右から強烈なスパイクで得点を積み重ねていき、逆にサントリーは身長218センチのドミトリー・ムセルスキー(ウクライナ)がネットの上から叩き落とすような強打でじわじわ点差を詰める。先に20点目を挙げた愛知が先にセットポイントを握り、最後はパリ五輪代表・関田誠大のトスからデファルコが豪快に決めて愛知が先取する。
第2セットも互いに点を取り合う展開に発展する。愛知はデファルコがサービスエースを決め、12対9と一歩リードする。だがサントリーはパリ五輪代表の小野寺太志の高いブロックで同点に追い付くと、デアルマス・アラインが相手のブロックをフワリと交わす技あり得点で逆転に成功する。その後も一進一退の攻防が続くが愛知が21-19からルカレッリのサービスエース、デファルコのアタックで3連続得点。第1セットに続き愛知がセットポイントを握ると、絶好調のルカレッリが強烈スパイクをお見舞い。このセットも奪った。
もう負けられないサントリーは高橋藍、アライン、ムセルスキーにボールを集めるが、愛知の粘り強いバレーをなかなか崩せない。逆にいい守備からいい攻撃へとリズムが出ている愛知が先に二桁得点に達する。その後も両チーム20点を超えても一歩も譲らない白熱した攻防が続く。サントリーがこの試合初めてセットポイントを握るが、愛知は宮浦健人が左腕からの豪打が炸裂。驚異的な粘りを見せるが、最後はサントリーの気迫がわずかに勝った。
運命の第4セット、僅差でリードを奪ったのは愛知。しかし、サントリーの小野寺が宮浦のスパイクをブロックすれば、お返しとばかりに宮浦が今度はサントリーのブロックを豪快に弾き飛ばすなど、15対12と前進する。愛知はこのセット当たりが出ている宮浦にボールを集めると、その期待に応えるように背番号15は剛腕を振り抜き得点を重ねる。そして愛知がついにマッチポイントを握るが、サントリーが怒とうの3連続得点で追い付く粘りをみせる。互いに次の1点を取り合う痺れる展開がなんと30対30まで続き、最後はチャレンジによるビデオ判定でサントリーの得点が認められ死闘に決着。2対2に追い付き、勝負は最終セットまで持ち込まれた。
15点先取の第5セットは高橋藍が高い跳躍力を生かしたスパイクを炸裂させ、サントリーが8対5でリードする。だがコートチェンジ後、愛知が末恐ろしい底力を発揮し、宮浦の得点やブロックポイントなどで再度追い付く。13対13のところで愛知がついにマッチポイントを握るが、ここでも1点を取り合い24対24の息詰まる接戦となる。最後はサントリーの気迫ブロックで3時間25分の死闘にケリをつけた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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