まさかの激震だ。

　バレーボールの大同生命SVリーグ男子ファイナルで準優勝したジェイテクトSTINGS愛知は今月31日の契約満了に伴い、パリ五輪日本代表の関田誠大、宮浦健人、小川智大ら計７選手が退団すると、クラブ公式サイトで発表した。突然の報告にファンからは戸惑いの声が上がっている。

　昨秋に幕を開けた新リーグのレギュラーシーズンで26勝18敗の４位で終えた愛知。今月５日まで行なわれたプレーオフでは、準決勝でリーグ首位の大阪ブルテオンを撃破するなど破竹の勢いを見せ、ファイナルに進出した。下剋上Vを狙ったが、決勝では惜しくもサントリーサンバーズ大阪に惜敗し、涙をのんだ。

　強豪と名勝負を繰り広げたチームは、来季その主軸メンバーが一気に抜けることとなった。的確なトスさばきでチームの司令塔を担った関田は、「僕のバレーボール人生の中で一番多くの経験をした３年間だと思います。これまでたくさん応援してくれた皆さんや支えてくれた多くの方々に感謝したいです。ありがとうございました」と感謝を綴った。

　サウスポーからの強打で重要な得点源となっていた宮浦は「たくさんの素晴らしい仲間に囲まれて、さまざまな経験をし、多くのことを学び成長することができました。ジェイテクトSTINGS愛知での経験を生かし、さらに成長していきたい」と報告した。

　今季からウルフドッグス名古屋から移籍加入し、リベロとして高い能力を発揮した小川は、「環境を変えたことにより、プレー面でストレスを感じることも増えましたが、それすらも自分自身の成長に繋がっていたと思います」と振り返っている。

　続けて「若い選手たちに対しては、言葉でこそ伝えることは少なかったですが、練習の仕方を見せることで自分のスキルを伝えたつもりです。関田選手、高橋健太郎選手、宮浦選手等から吸収できるものも多くあり、僕自身もいい経験でした」と明かし、日本代表で一緒に戦ったメンバーらの名を挙げていた。
  　クラブの電撃発表にバレーファンからは衝撃の声が漏れており、「えええー!!」「ナゼー」「ちょっとショック。何があったんだろう？」「チームカラーがガラッと変わってしまう...」「大量離脱多いなー。なんで？」「悪いことではないけど」「ここまで主力メンバーが離脱するものなの？」など、多くの動揺が今も広がっている。

構成●THE DIGEST編集部

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