5月11日、3歳マイル王決定戦となる「NHKマイルカップ(GⅠ、東京・芝1600m)」が行なわれ、単勝9番人気の伏兵パンジャタワー(牡3歳/栗東・橋口慎介厩舎)が、3番人気のマジックサンズ(牡3歳/栗東・須貝尚介厩舎)をアタマ差抑えて優勝した。12番人気のチェルビアット(牝3歳/栗東・高野友和厩舎)がハナ差で3着に入ったため、3連単の払戻金は150万5950円という大波乱になった。
【動画】3連単は150万円超!大荒れNHKマイルCのハイライト
一方、オッズ2.5倍の単勝1番人気に推されたアドマイヤズーム(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)は先行したものの直線で失速し、14着に大敗。2番人気のイミグラントソング(牡3歳/美浦・辻哲英厩舎)も末脚を失くして11着に敗れた。
確固たる逃げ馬が不在なためスローペースで流れるのではないかという戦前の予想はまったく裏切られ、逆に超ハイペースとなったことが波乱のトリガーを引いた。
ダッシュが付かなかったコートアリシアン(牝3歳/美浦・伊藤大士厩舎)以外は互角のスタート。そのなかからヴーレヴー(牝3歳/栗東・武幸四郎厩舎)がハナを切り、トータルクラリティ(牡3歳/栗東・池添学厩舎)とアドマイヤズーム、イミグラントソングらがそれを追走。4番人気のランスオブカオス(牡3歳/栗東・奥村豊厩舎)もそれに続き、5番人気のマピュース(牝3歳/美浦・和田勇介厩舎)は中団後方の12番手。マジックサンズは、ほぼ最後方からレースを進めた。
予想外に先団の争いが激化したため、1000mの通過ラップは56秒4という、スプリント戦並みの超ハイペースで展開。この段階で、逃げ・先行には厳しく、また差し・追い込みには有利な流れであることが明確になった。
第3コーナー過ぎからは後続も徐々に位置を押し上げ、レースは激しさを増しながら直線へ向いた。苦しむ先行勢から、アドマイヤズームが鞍上の叱咤を受けながら抜け出そうとするが、それもかなわず後退。イミグラントソングも脚が上がってしまう。それに代わって外からパンジャタワーと6番人気のモンドデラモーレ(牡3歳/美浦・千葉直人厩舎)が、内からはマジックサンズと12番人気のチェルビアット(牝3歳/栗東・高野友和厩舎)が脚を伸ばし、4頭が一団となってゴールに飛び込む大接戦に。結果、1~4着までが同タイムでの走破となったが、終いにもうひと伸びしたパンジャタワーがアタマ差で戴冠を果たしていた。
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一方、オッズ2.5倍の単勝1番人気に推されたアドマイヤズーム(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)は先行したものの直線で失速し、14着に大敗。2番人気のイミグラントソング(牡3歳/美浦・辻哲英厩舎)も末脚を失くして11着に敗れた。
確固たる逃げ馬が不在なためスローペースで流れるのではないかという戦前の予想はまったく裏切られ、逆に超ハイペースとなったことが波乱のトリガーを引いた。
ダッシュが付かなかったコートアリシアン(牝3歳/美浦・伊藤大士厩舎)以外は互角のスタート。そのなかからヴーレヴー(牝3歳/栗東・武幸四郎厩舎)がハナを切り、トータルクラリティ(牡3歳/栗東・池添学厩舎)とアドマイヤズーム、イミグラントソングらがそれを追走。4番人気のランスオブカオス(牡3歳/栗東・奥村豊厩舎)もそれに続き、5番人気のマピュース(牝3歳/美浦・和田勇介厩舎)は中団後方の12番手。マジックサンズは、ほぼ最後方からレースを進めた。
予想外に先団の争いが激化したため、1000mの通過ラップは56秒4という、スプリント戦並みの超ハイペースで展開。この段階で、逃げ・先行には厳しく、また差し・追い込みには有利な流れであることが明確になった。
第3コーナー過ぎからは後続も徐々に位置を押し上げ、レースは激しさを増しながら直線へ向いた。苦しむ先行勢から、アドマイヤズームが鞍上の叱咤を受けながら抜け出そうとするが、それもかなわず後退。イミグラントソングも脚が上がってしまう。それに代わって外からパンジャタワーと6番人気のモンドデラモーレ(牡3歳/美浦・千葉直人厩舎)が、内からはマジックサンズと12番人気のチェルビアット(牝3歳/栗東・高野友和厩舎)が脚を伸ばし、4頭が一団となってゴールに飛び込む大接戦に。結果、1~4着までが同タイムでの走破となったが、終いにもうひと伸びしたパンジャタワーがアタマ差で戴冠を果たしていた。