唯一無二だった“お嬢さん”の死に悔しさをにじませた。
JRA(日本中央競馬会)騎手の川田将雅が4月28日、自身の公式インスタグラムを更新。同27日に香港・シャティン競馬場で行なわれたクイーンエリザベスⅡ世カップ(G1・芝2000メートル)でレース中に故障を発生し、予後不良で安楽死処置がなされたリバティアイランド(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)への謝罪と感謝を綴った。
【画像&動画】「皆様からリバティを奪ってしまった…」川田将雅騎手が投稿した“お嬢さん”との思い出の一枚
稀代の名牝に寄せた熱い想いが溢れていた。川田騎手は全12戦コンビを組んだリバティアイランドとの思い出の写真、馬房で舌を出しながらリラックスした表情を見せる三冠牝馬の裏側動画を添えて、下記の追悼文を掲載した(以下全文)。
「言葉で言い表せない想いです。最悪の結末を迎えてしまい、彼女に申し訳ない。皆様からリバティを奪ってしまい、申し訳ありません」
「彼女は最後まで全力で頑張ってくれました。転ぶことなく耐えてくれ、最後まで僕を守ってくれました。止まってからも、気丈に穏やかに振る舞ってくれ、強すぎるくらい強く、賢い子でした。素早い対応で彼女に寄り添ってくれた、香港ジョッキークラブに心から感謝してます」
「レースで乗ってるにも関わらず、厩舎でも僕を受け入れてくれた優しい子でした。家族にも優しくしてくれました。たくさんの思い出が色々浮かびますが、全ては彼女がいてくれたから。感謝しかありません。そしてこんなことになってしまった申し訳なさしかありません」
「彼女を応援してくれた皆様、本当にありがとうございました」
最後まで気丈に振る舞った相棒への感謝を綴った川田騎手の文面には競馬ファンが早速反応。同騎手の心情を心配する声とともに、辛い状況のなか言葉を発信してくれた姿勢に敬意を表した。
「泣ける...」
「どうか自分を責めないで」
「転ぶことなく耐えて僕を守ってくれました>このコメントは辛い、泣けてくるよ」
「お嬢さんも最後まで川田ジョッキーで良かったと思ってますよ」
「愛馬も騎手も関係者も辛いだろうに」
「歴史に名を残す素晴らしい名馬でした」
「奪った?何を言ってる。余りあるほどの思い出を残してくれたじゃねえか」
リバティアイランドは父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズの血統。デビューから川田騎手とコンビを組み、3戦目のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズで2歳女王に輝くと、翌年には桜花賞、オークス、秋華賞を制覇した。
川田騎手はパートナーのことを「お嬢さん」と呼び、史上7頭目の牝馬三冠を達成したときには馬上で「ありがとう、お嬢さん。素晴らしい走りだ。よくやった」と語りかけて感謝。人馬を超えた絆を築き、「お嬢さん」はリバティアイランドの代名詞としてファンに広く周知された。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】リバティアイランドの安楽死措置に海外写真家が哀悼の意。騎手との“絆を示す一枚”に悲痛「胸が張り裂けそうだ」
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【画像&動画】「皆様からリバティを奪ってしまった…」川田将雅騎手が投稿した“お嬢さん”との思い出の一枚
稀代の名牝に寄せた熱い想いが溢れていた。川田騎手は全12戦コンビを組んだリバティアイランドとの思い出の写真、馬房で舌を出しながらリラックスした表情を見せる三冠牝馬の裏側動画を添えて、下記の追悼文を掲載した(以下全文)。
「言葉で言い表せない想いです。最悪の結末を迎えてしまい、彼女に申し訳ない。皆様からリバティを奪ってしまい、申し訳ありません」
「彼女は最後まで全力で頑張ってくれました。転ぶことなく耐えてくれ、最後まで僕を守ってくれました。止まってからも、気丈に穏やかに振る舞ってくれ、強すぎるくらい強く、賢い子でした。素早い対応で彼女に寄り添ってくれた、香港ジョッキークラブに心から感謝してます」
「レースで乗ってるにも関わらず、厩舎でも僕を受け入れてくれた優しい子でした。家族にも優しくしてくれました。たくさんの思い出が色々浮かびますが、全ては彼女がいてくれたから。感謝しかありません。そしてこんなことになってしまった申し訳なさしかありません」
「彼女を応援してくれた皆様、本当にありがとうございました」
最後まで気丈に振る舞った相棒への感謝を綴った川田騎手の文面には競馬ファンが早速反応。同騎手の心情を心配する声とともに、辛い状況のなか言葉を発信してくれた姿勢に敬意を表した。
「泣ける...」
「どうか自分を責めないで」
「転ぶことなく耐えて僕を守ってくれました>このコメントは辛い、泣けてくるよ」
「お嬢さんも最後まで川田ジョッキーで良かったと思ってますよ」
「愛馬も騎手も関係者も辛いだろうに」
「歴史に名を残す素晴らしい名馬でした」
「奪った?何を言ってる。余りあるほどの思い出を残してくれたじゃねえか」
リバティアイランドは父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズの血統。デビューから川田騎手とコンビを組み、3戦目のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズで2歳女王に輝くと、翌年には桜花賞、オークス、秋華賞を制覇した。
川田騎手はパートナーのことを「お嬢さん」と呼び、史上7頭目の牝馬三冠を達成したときには馬上で「ありがとう、お嬢さん。素晴らしい走りだ。よくやった」と語りかけて感謝。人馬を超えた絆を築き、「お嬢さん」はリバティアイランドの代名詞としてファンに広く周知された。
構成●THE DIGEST編集部
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