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角田裕毅が「掴み始めている」とマシン適応に前向き。一方、マクラーレンとの差には悲観的「わずかな違いに過ぎない。だから問題は根深い」

THE DIGEST編集部

2025.05.16

アップデートの必要性やマクラーレンとの差に言及した角田。(C)Getty Images

アップデートの必要性やマクラーレンとの差に言及した角田。(C)Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は第7戦エミリア・ロマーニャGP(イタリア)を前に、現時点でのマシンへの適応度やマクラーレンとの戦闘力の差についての自身の考えを明かし、アップデートの重要性を訴えた。

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 オランダ専門メディア『Racing News 365』が現地5月15日に配信した記事によると、角田は現在のレッドブルのマシン「RB21」の苦労している点について、「コーナーを攻めると、必ずクルマの対応限界を大きく超えてしまう」と言及。見過ごせない問題点について、次のように説明する。

「オーバーステアやアンダーステアを使ってコーナーを速く通過できる時もある。(古巣の)レーシングブルズではかなり簡単に対処できていたが、レッドブルではコーナーでのステアリングに関して、まだ非常に狭いウィンドウ(性能を発揮できる範囲)で走っている状況だ。ターンできるタイミングを明確には掴めていないんだ」

 そのため、未だバランスに関して違和感があるという角田だが、「マックス(・フェルスタッペン)は上手く乗りこなしている。それは経験によるもので、僕も徐々に掴み始めている。全てが終わったわけじゃないよ」と、あくまでも前向きな姿勢は崩さなかった。

 また、「明らかにアップデートが必要」と語る一方で、角田は今回のグランプリを含めたヨーロッパラウンド3連戦で導入予定のアップデートに関してはそれほど大きな期待をしていない。ゆえに、マシンのある部分に明確な課題があるのではなく、マシン全体としてマクラーレンに劣っていると考えている。

「マクラーレンの速さは明らかで、マックスでさえ追いつくのに苦労していた。それはマシン特性の違いではなく、(マシンの全体的な)わずかな違いに過ぎないと思う。しかし、そこにあったギャップは非常に大きかった。だから問題はより根深いんだ。マシンの全体的な開発にもっと集中する必要がある。マシン特性に非常に満足しているけど、他の分野では(マクラーレンに追いつくには)不足している」

 マシンの劇的な改善は望めないのであれば、角田の成長がチームにとって一番の伸びしろなのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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