激しいクラッシュを経て、角田裕毅がモナコGPでの巻き返しに自信を見せている。前戦エミリア・ロマーニャGPでは、予選Q1の最初のアタックラップ中にビルヌーブ・シケインの縁石に大きく乗り上げてクラッシュ。部品の交換を余儀なくされ、決勝はピットレーンスタートとなった。
【動画】縁石が本当に難しいイモラ… 角田裕毅が予選Q1でコースアウト→マシン大破 英専門メディア『RACE FANS』によると、「正直、あの(最初からアグレッシブに攻める)アプローチはこれまで何度もやってきたもの。突然始めたわけではない。ここ数年、(レーシングブルズでは)1周でクラッシュするようなことにはならなかった」と振り返った角田。だが、今回のクラッシュで「このクルマ(RB21)の限界について、自分がどれだけ理解できていないのかを痛感させられた」という。
「セットアップを変えた時、このマシンはレーシングブルズ(のマシン)よりもはるかに敏感に反応する。だからこれからは、そういった変更時にはもう少し慎重になる必要がある。それだけだ」と自己分析する姿勢は冷静そのもの。決してアグレッシブさを捨てるわけではなく、"より繊細な理解"を深めるフェーズに入っているのかもしれない。
次戦モナコは、F1カレンダーでもっともオーバーテイクが難しい市街地コースであり、予選でのミスが絶対に許されない週末だが、角田はこれをチャンスととらえているようだ。
「モナコはもともと徐々にペースを上げていくタイプのコース。自分のなかでペースを作りやすいから上手くいけば予選を完璧にまとめられる」と自身の現状とコース特性の相性の良さを強調。「ここ2年間は良い思い出があって、特に昨年は良い結果を残した。だから、このトラックには自信を持っているんだ」と語り、以下のように力強く意気込んだ。
「チームも違うし、マシンの挙動も以前とは少し違うので、いつもより少し慎重に走らないといけないかもしれない。でも、モナコではどのドライバーもFP1から100%の力では走らないはず。だから、自分自身に集中して、FP1から積み上げて、予選で全てをまとめ上げていきたいと思っている」
クラッシュを経てなお前を向く25歳が、伝統の市街地サーキットでどこまで魅せてくれるのか。週末の予選に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介!
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「セットアップを変えた時、このマシンはレーシングブルズ(のマシン)よりもはるかに敏感に反応する。だからこれからは、そういった変更時にはもう少し慎重になる必要がある。それだけだ」と自己分析する姿勢は冷静そのもの。決してアグレッシブさを捨てるわけではなく、"より繊細な理解"を深めるフェーズに入っているのかもしれない。
次戦モナコは、F1カレンダーでもっともオーバーテイクが難しい市街地コースであり、予選でのミスが絶対に許されない週末だが、角田はこれをチャンスととらえているようだ。
「モナコはもともと徐々にペースを上げていくタイプのコース。自分のなかでペースを作りやすいから上手くいけば予選を完璧にまとめられる」と自身の現状とコース特性の相性の良さを強調。「ここ2年間は良い思い出があって、特に昨年は良い結果を残した。だから、このトラックには自信を持っているんだ」と語り、以下のように力強く意気込んだ。
「チームも違うし、マシンの挙動も以前とは少し違うので、いつもより少し慎重に走らないといけないかもしれない。でも、モナコではどのドライバーもFP1から100%の力では走らないはず。だから、自分自身に集中して、FP1から積み上げて、予選で全てをまとめ上げていきたいと思っている」
クラッシュを経てなお前を向く25歳が、伝統の市街地サーキットでどこまで魅せてくれるのか。週末の予選に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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