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「レッドブルにとっての好材料」 モナコGP初日で王者から0.004秒差の角田裕毅にF1公式サイトは期待! 専門メディアは「ソフトとのフィーリングに苦戦」

THE DIGEST編集部

2025.05.24

モンテカルロ市街地コースを疾走する角田。FP2はフェルスタッペンに肉薄した。(C) Getty Images

 F1第8戦目となる伝統のモナコ・グランプリが開幕し、5月23日には2回のフリー走行(FP1、FP2)が実施された。

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 レッドブルの角田裕毅は、FP1で32周を走行して全体14番手となる1分13秒232のベストタイムを計測すると、続くFP2では30周回で11番手の1分12秒072。自身のミスがあったり、トラフィックによってアタックが妨げられたりもしたが、FP2ではチームメイトである王者マックス・フェルスタッペン(10番手)とはわずか0.004秒差に迫っている。

 初日を終えた角田は、「モナコではいつも通りトラフィックがありましたが、それは誰にとっても同じですし、運の問題です。FP1ではあまり運が良くありませんでしたが、FP2では幸運にもより多くの周回をこなすことができました。今日の出来は、まずまずでした」と振り返り、以下のように続けた(F1公式サイト『F1.com』より)。

「ソフトタイヤの限界をしっかり知ることができましたが、FP1で感じた限界点と同じぐらいでした。グリップの面であまり進歩がなく、そこが苦労している点です。ミディアムでの走行時間はあまり取れず、1周走った後に赤旗で中断されました。セッティングの面では確実に進歩がありましたが、コンマ数秒は削る必要があり、まだ調整すべき点があります。車にポテンシャルがあることは示せたので、限界まで努力し、今の作業を継続しながらペースを上げ、予選で全てを出し切れることを願っています」

『F1.com』はレッドブルの週末のスタートを、「フェルスタッペンは最初のセッションから速さを見せて2番手につけたが、イモラでの大クラッシュの後で自信を取り戻している最中である角田は、チームメイトに匹敵する走りは見せられず。FP2では、両ドライバーともにトラフィックに引っかかる状況で『RB21』のドライビングは快適そうには見えなかったが、チームにとっての好材料は、角田がペースを見つけ、チームメイトと僅差でセッションを終えたことだ」と伝えた。
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「全てを上手くまとめられれば、最もチームメイトに接近したグリッドにつけられる可能性がある」