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角田裕毅が無念の17位フィニッシュ。古巣レーシングブルズらの戦略に付き合わされ...ノリスがモナコ初制覇で開幕戦以来、今季2勝目!

THE DIGEST編集部

2025.05.25

角田はレーシングブルズらの戦略の影響で入賞圏内に入れなかった。(C) Getty Images

角田はレーシングブルズらの戦略の影響で入賞圏内に入れなかった。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地5月25日、第8戦モナコGP決勝に臨み、17位でフィニッシュした。

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 角田は前日の予選でQ2敗退となり、決勝レースでは12番グリッドからのスタートが確定。クラッシュ等のトラブルがなくノックアウトとなったのはレッドブル移籍初戦の日本GP以来であり、苦戦ぶりが顕著だった。

 今季から2回のピットストップ義務が導入され、より戦略のレパートリーが増えた今回のモナコGP。それを象徴するかのように、各車スタートタイヤのコンパウンドが分かれた。

 ソフトタイヤでスタートした角田はオープニングラップでポジションを1つ落として13位。しかしガブリエル・ボルトレト(キック・ザウバー)のクラッシュでバーチャルセーフティカー(VSC)が出動し、その間にタイヤ交換した角田は、ピットストップの義務を1回消化しピットイン組のトップとなる17番手に立った。

 また、8周目には同じくピットインしたピエール・ガスリー(アルピーヌ)がヌーベル・シケインで前方を走っていた角田に追突しリタイヤするアクシデントがあったものの、角田はレースを続行した。

 VSCで利益を得たかに見えた角田。しかし9番手走行中のリアム・ローソン(レーシングブルズ)がチームメイトのアイザック・ハジャーのピットインによる順位変動を避けるために、通常より4秒ほど遅いペースで走り後続を抑える作戦を採ったため、それに付き合わされる形で角田は上位勢との差がどんどん拡大。その後9、10番手を走行していたウィリアムズ勢もレーシングブルズと同様の戦略を両ドライバーで採り、2度のピットストップ義務を消化したため、角田は入賞が絶望的になった。

 ランド・ノリス(マクラーレン)がキャリア初のモナコGP制覇となるポールトゥウィンで開幕戦以来の今季2勝目。2位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、4位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とスターティンググリッドと同じ順位に。5位にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が入ったほか、エステバン・オコン(ハース)が7位となった。

 そして、戦略を見事成功させたレーシングブルズ勢はハジャー6位、ローソン8位と大健闘を見せ、ウィリアムズ勢もアレックス・アルボンは9位、カルロス・サインツが10位にそれぞれ滑り込んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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