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スノーボード五輪3連覇のショーン・ホワイトの成功を支えた“スケートボード界の神様”の存在「彼の生き方から多くを学んだ」米報道

THE DIGEST編集部

2025.05.29

スノボで五輪3連覇のホワイト(左)と“スケートボード界の神様”トニー・ホーク(右)。(C) Getty Images

スノボで五輪3連覇のホワイト(左)と“スケートボード界の神様”トニー・ホーク(右)。(C) Getty Images

 米スポーツメディア『Sports Illustrated』のマイク・サライル記者は5月29日、冬季五輪のスノーボードで3度の金メダルを獲得したショーン・ホワイトのキャリアの裏側に“スケートボード界の神様”トニー・ホーク氏の存在があったことを「ホワイトの歩みは、トニー・ホークの初期の指導によって後押しされた」と題した記事の中で報じた。

 米カリフォルニア州サンディエゴ出身のホワイトは、スノーボードに本格的に取り組む前、スケートボードを通じてホーク氏と出会ったという。ホワイトは同メディアのインタビューで「トニーは一流の人物だった。彼の生き方やプロアスリートとしての姿勢から多くを学んだ」と語っている。

 ホーク氏は当時、伝説的な900(空中2回半回転)を成功させ、世界的な名声を得ていたが、ホワイトは「彼がファンや家族、仲間とどう接し、名声とどう向き合っていたかを間近で見られたことが、自分のキャリアの指針になった。当時、特にアクションスポーツでは珍しいことだった」と振り返る。
 
 ホーク氏のスケートボードに対する謙虚な姿勢や、キャリアと私生活のバランスの取り方は、ホワイトがスノーボードへ転向し、冬季五輪で3度の金メダルを獲得するまでの道のりに大きな影響を与えたという。また“生き方”そのものを学んだと以下のように語った。

「そのような指導がほとんどなかった時代に、トニーはこのスポーツにおける人生の方向性を示してくれました」

 最後に同メディアは、「ホワイトにとって、トニー・ホークは単なるロールモデルではなく、導き手でした。そして、伝説は競争の中で生まれるのではなく、他者を偉大な存在へと導くことで生まれるのだということを、彼は証明した」と綴り、締めくくった。

構成●THE DIGEST編集部

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