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フィギュア

「黄金のプログラム復活に期待」四大陸選手権に挑む羽生結弦へ海外メディアは期待大!ボーヤン・ジンは4回転アクセルに挑戦?

THE DIGEST編集部

2020.02.05

全日本選手権を2位で終え、翌日のメダリスト・オン・アイスで『SEIMEI』を舞った羽生。 写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

全日本選手権を2位で終え、翌日のメダリスト・オン・アイスで『SEIMEI』を舞った羽生。 写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 2月6日から韓国でフィギュアスケートの四大陸選手権が行なわれる。日本からは男子シングルで羽生結弦、鍵山優真、友野一希、女子シングルでは紀平梨花、樋口新葉、坂本花織らが参加する。

 この大会に臨むにあたり、羽生は既存のプログラムから、平昌五輪で金メダルを獲得した際のプログラムへの変更を決断。ショートプログラム(SP)はショパン作曲の『バラード第1番』、フリーは『SEIMEI』を滑ることになっている。

 羽生が4年ぶりに『SEIMEI』を披露したのは、昨年12月の全日本選手権の翌日に行なわれた、メダリスト・オン・アイスでのことだ。前日のフリーで転倒したトリプルアクセルを綺麗に着氷するなど、力強さを増したプログラムを観客に見せつけた。

 韓国メディア『Yonhap News』によれば、4日、ブライアン・オーサーコーチとともに韓国入りした羽生は、空港でメディアの質問に応じ、「なぜプログラムを変更したのか?」という問いに、「自分らしい滑りができると思った。ここで、すべてがうまくいくように願っている」とコメントしたようだ。
 
 米スポーツチャンネル『NBC Sports』は「黄金のプログラム復活が期待されている」とし、世界のフィギュアファンは二度にわたって五輪を制した王者の滑りへ期待は高まっていると報じている。

 羽生にとっては獲得すれば初のタイトルとなる同大会には、アメリカから先日開催された全米選手権で、ネイサン・チェンに続く2位につけたジェイソン・ブラウン、中国からはボーヤン・ジンらが参加。『NBC Sports』は「彼らが羽生の刺客になることができるかどうか」とハイレベルな戦いが期待できると伝えた。ちなみに、ボーヤン・ジンは国際スケート連盟(ISU)の発表する構成予定表ではフリーで4回転アクセルの記載があり、こちらも注目を集めているようだ。

 全日本選手権のSPで、羽生は非公式ながら110・72点と、自らの持つ世界最高記録(110・53点)を更新。そしてその後、1月末に行なわれた全米選手権で、こちらも非公式ながら、ネイサン・チェンが114・13点という好記録を叩き出している。

 三月にカナダのモントリオールで行なわれる世界選手権で、再びネイサン・チェンと対戦するとみられる羽生。四大陸選手権でのプログラム変更で、王者の滑りを見せつけることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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