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競馬

デビュー20年目で悲願の日本ダービー初制覇! 祝福の嵐に漏れた北村友一騎手の“ホンネ”「最高!」

THE DIGEST編集部

2025.06.02

悲願のダービー制覇を飾った北村友一騎手とクロワデュノール。写真:産経新聞社

悲願のダービー制覇を飾った北村友一騎手とクロワデュノール。写真:産経新聞社

 6月1日、日本中央競馬(JRA)の3歳クラシックレースの最高峰「第92回日本ダービー(GⅠ、芝2400m)」が東京競馬場で行なわれ、単勝1番人気のクロワデュノール(牡3)が2分23秒7で優勝した。デビュー20年目の北村友一騎手、管理する斉藤崇史調教師(栗東)はともにダービー初制覇となった。
【動画】悲願ダービー制覇の瞬間!ジョッキーカメラからこぼれた“本音”

 前方の好位置でレースを進めたクロワデュノールが早め先頭に立つと、最後の直線で抜け出した。最後までスピードは落ちず、そのまま堂々と押し切った。皐月賞2着の雪辱を果たし、世代7950頭の頂点に立った。
 
 レース後、JRA公式YouTubeチャンネルに北村友一騎手に装着されたジョッキーカメラ映像が公開された。クロワデュノールが栄光のゴールを駆け抜けた後、同騎手はファンに向けて右手を上げてアピールする。入線後はしばらく言葉を発せず、約30秒ほどは無言だった。

 悲願のダービージョッキーの喜びを噛みしめていると、レースを戦った騎手仲間が続々と駆け寄り、「おめでとう!」「やったな!」「ダービージョッキー!」と祝福の声がかかる。北村友一騎手は「ありがとうございます!」と御礼を述べると、「最高!」とようやく喜びを爆発した。

 クロワデュノールが生まれる1年前、北村友一騎手は落馬事故に遭い、背骨を約8カ所も骨折する大怪我を負った。一時は日常生活さえ危ういほどの状態だったが、懸命のリハビリに励み、2022年6月に復帰した。

 そうした努力が実り、ようやく巡り合えた相棒。1番人気の重圧に打ち勝ち、喉から手が出るほど欲しかったダービージョッキーの栄誉を手にした。。

構成●THE DIGEST編集部

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