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モータースポーツ

「大惨事」「迷走」「状況悪化」スペインGPの角田裕毅を各国メディアの多くが最低評価...「来季のF1残留も危うい」の声も

THE DIGEST編集部

2025.06.04

スペインGPでは失意の13位に終わった角田。ここからポイントを巻き返せるか。(C) Getty Images

スペインGPでは失意の13位に終わった角田。ここからポイントを巻き返せるか。(C) Getty Images

 F1第9戦のスペイン・グランプリで、レッドブルの角田裕毅は予選最下位に沈み、ピットレーンスタートの決勝は13位で終えている。

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 初日から「RB21」への違和感を抱えて過ごし、決勝は幾らかポジションを上げて「(終盤の)セーフティーカー(SC)導入がなければポイント獲得もあり得た」(角田談)というポジティブな面もわずかにあったとはいえ、全体的には明らかに失意に満ちた週末となり、「根本的な問題」を解決できないままバルセロナを去ることとなった。
 
 当然、彼に対する見方はネガティブなものがほとんどとなり、F1公式サイト『F1.com』も「スペインGPの5人の敗者」のひとりに角田を選定し、「ユウキはバルセロナで忘れられない週末を過ごした。(中略)彼は現在2戦連続でポイントを獲得できず、シーズン全体でのポイント獲得もわずか10に止まっている。これにより、レッドブルはコンストラクターズ・チャンピオンシップでフェラーリに21ポイント差をつけられての4位に後退した」と寸評を綴っている。

 各国の専門メディアの評価では、英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』が10点満点の採点で単独最低の「3.5」を角田に与え、「彼の状況はますます悪化しているように見えます。予選で最下位に終わり、Q1の最終ラップは悪くなかったと感じていたにもかかわらず、ペースのなさに困惑することに。決勝でもあまり順位を上げられず、苦戦を強いられた」と彼の週末を振り返った。

 同じく単独最低点(4.5)とした『MOTORSPORT WEEK』は、「レッドブルは予選で角田のセッティングを誤った方向に進めてしまい、結果として日本人ドライバーはグリッド最後尾からのスタートとなった。レースではピットレーンスタートを選んで13位に終わったレッドブルのセカンドカーにとって、またしても忘れたい週末となった」と、チームの責任にも言及している。

『TOTAL MOTORSPORT』は「またしても厳しい週末となり、予選は最下位、決勝でもほとんど順位を上げられず」と総括して採点は「4」止まり。『RACE FANS』はさらに低い「3」を付与し、「ハースのニコ・ヒュルケンベルク(5位入賞)同様に新品ソフトタイヤのストックがあったにもかかわらず、ポイント圏内に入ることができなかった」と指摘した。

 同国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』の採点は及第点の「6」だったが、「予選20番手で大きく出遅れ、ピットレーンスタートで状況はさらに悪化。最後尾から13位まで上げたものの、テレビ中継のカメラに映ることはほとんどなく、追い越したのはハース勢、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、そして精彩を欠いたカルロス・サインツ(ウィリアムズ)だけだった」と、寸評はネガティブなものとなっている。
 
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