６月３日、巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんが肺炎のため89歳で亡くなった。同氏の弔問には巨人時代に「ON砲」として一時代を築いたソフトバンクの王貞治球団会長、長嶋氏の寵愛を受けた愛弟子・松井秀喜（ニューヨーク・ヤンキースGM特別アドバイザー）氏ら多くの著名人が訪れた。
【画像】ソウル五輪金メダリストが公開した“ミスター・プロ野球”とのマル秘カット

　日本列島に受け入れ難い訃報が届くと、野球界だけでなく各スポーツ界から長嶋氏へ追悼が相次いだ。例えば、国際オリンピック委員会（IOC）の日本語アカウントは東京五輪で聖火ランナーを務めた長嶋氏、王氏、松井氏の３人が揃った写真をアップ。「日本の野球界に数多くの業績を残した長嶋茂雄さん。東京2020オリンピックの開会式では聖火ランナーを務め、王貞治さん、松井秀喜さんと共に国立競技場で聖火を繋ぎました。ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を示した。

　さらに水泳界では1988年ソウル五輪の男子100メートル背泳ぎで、日本競泳陣16年ぶりとなる金メダルを獲得し、現役引退後は日本水泳連盟会長や初代スポーツ庁長官など様々な要職を歴任した鈴木大地氏が自身の公式Xに長嶋氏とツーショット写真を投稿した。

　オリンピックの時だろうか、日の丸が刺繍された赤いウエアを身にまとい金メダルを首からぶら下げた鈴木氏と長嶋氏が笑顔でガッチリと握手した特別な一枚だった。同氏は「この時は焦りました！関係者以外入室厳禁のドーピング検査室に長嶋茂雄さんが」と書き出し、当時のエピソードを次のように振り返った。
  「私のドーピング検査に何か不正をしに来たと思われて、あやうく金メダルを剥奪されるところでした（笑）しかし厳しい検問をくぐり抜けてどうやってドーピング検査室まで辿り着いたんだろう...（笑）やはりミスターはすごい」

　数々の偉業や記憶に残る名言を残した長嶋氏は17年間の現役生活で通算2186試合に出場し、打率.305、2471安打、444本塁打、1522打点。首位打者６回、本塁打王２回、打点王５回など多くのタイトルを獲得した。天覧試合でのサヨナラ本塁打、日本シリーズ、オールスターゲームといった大舞台で抜群の勝負強さを発揮し、ファンの記憶に刻まれる名場面を数多く残してきた。

　明るい性格で野球界に限らず、多くの著名人に影響を与えた長嶋氏。故人への追悼の言葉は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】不適切行為で五輪選手村から追放！セクシー投稿で稼ぐ21歳・元競泳女子が“競技復帰”に言及「来年には戻る予定ですが…」

【記事】引退から17年…。元シンクロ女子日本代表の“近影”に衝撃「えっ!?」「40歳に見えない」「年齢バグってる」

【記事】「綺麗、可愛い！」東京五輪２冠女子が超人気ゆるキャラと並んだ“艶やかな着物姿”にファン喝采！「和服も金メダル」「新たな魅力です」