F1フェラーリのルイス・ハミルトンはチーム加入1年目の今季、不本意な結果が続いている。ポイントこそコンスタントに獲得しているものの、勝利はおろか、トップ3フィニッシュも未だ果たせていない。
同僚のシャルル・ルクレールも未勝利と、チーム自体が低迷していることは明白。だがその中でも、元世界王者の失望は想像に難くない。先週までGP9戦を終えて最高順位は、バーレーンとモナコで記録した5位。中国GPではスプリントで優勝したものの、開幕からのパフォーマンスは到底満足のいくものではない。
今シーズン第10戦カナダGP(現地6月13~15日まで)を前にハミルトンの現状、そして苦悩の様子などを英専門メディア『F1 OVERSTEER』は伝えている。7日に配信されたトピックでは、過去ハミルトンがカナダで通算7勝を挙げている実績を紹介しながらも、「この記録をさらに伸ばす可能性は低い」などと見通している。
さらに、「40歳のハミルトンは現在、ドライバーズチャンピオンシップで6位、獲得ポイントは71にとどまり、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)とは115ポイント差がある。コンストラクターズ・ランキングでもフェラーリはマクラーレンに197ポイント差をつけられている」と、ここまでの成績を紹介。低迷ぶりを強調しながら、「ハミルトンは、フェラーリに対して2025年型マシンの開発をやめ、26年の新レギュレーションに焦点を当てるよう求めている」などと報じている。
また、次戦へのチームの動きにも言及。カナダGPで新しいリアサスペンションとフロアのアップデートを披露する計画であると説明しているが、それに対してハミルトンからは「このアップグレードではパフォーマンスの向上はわずかで、シーズンを立て直すことはできない」と悲観的な意見が上がっている。
加えて、フェラーリ内部の反応もポジティブなものではないようで、「マラネロのエンジニアたちは大きな期待はしておらず、SF-25が『出来の悪いマシン』であることをすでに認めている」と痛烈に指摘。今週末から開幕するGPも苦戦が予想されている。
同メディアからはハミルトンやチーム内の訴えから今季のマシンについて、次のような辛辣な評価を送っている。
「『SF-25』は当初、開発余地が多くあるはずだったが、改善のアイデアは尽きかけている」
開幕前は大きな期待が寄せられていたフェラーリだが、6月の時点でチームには不穏な空気が漂い始めていることは間違いない。夏場の戦いを前にして、名門はすでに方向性を見失いつつある。
構成●THE DIGEST編集部
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今シーズン第10戦カナダGP(現地6月13~15日まで)を前にハミルトンの現状、そして苦悩の様子などを英専門メディア『F1 OVERSTEER』は伝えている。7日に配信されたトピックでは、過去ハミルトンがカナダで通算7勝を挙げている実績を紹介しながらも、「この記録をさらに伸ばす可能性は低い」などと見通している。
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また、次戦へのチームの動きにも言及。カナダGPで新しいリアサスペンションとフロアのアップデートを披露する計画であると説明しているが、それに対してハミルトンからは「このアップグレードではパフォーマンスの向上はわずかで、シーズンを立て直すことはできない」と悲観的な意見が上がっている。
加えて、フェラーリ内部の反応もポジティブなものではないようで、「マラネロのエンジニアたちは大きな期待はしておらず、SF-25が『出来の悪いマシン』であることをすでに認めている」と痛烈に指摘。今週末から開幕するGPも苦戦が予想されている。
同メディアからはハミルトンやチーム内の訴えから今季のマシンについて、次のような辛辣な評価を送っている。
「『SF-25』は当初、開発余地が多くあるはずだったが、改善のアイデアは尽きかけている」
開幕前は大きな期待が寄せられていたフェラーリだが、6月の時点でチームには不穏な空気が漂い始めていることは間違いない。夏場の戦いを前にして、名門はすでに方向性を見失いつつある。
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