韓国女子バレーが弱体化している。
2012年ロンドン五輪、2021年東京五輪で、いずれも4位入賞し、強豪国のひとつに数えられた。だがその後、栄光の時代を支えた“100年に1人の逸材”とも称されたキム・ヨンギョンを筆頭に、セッターのキム・スジ、さらにヤン・ヒョジンなど次々とベテラン勢が代表を引退。彼女たちの引退はチームに大きな空洞を生み、戦力は急速に低下していった。
【動画】無傷の4連勝!圧倒的パフォーマンスを見せる日本
世代交代に伴う若手の育成や戦術の再構築が急務となるなか、韓国代表はパリ五輪予選で出場権を逃すという、厳しい結果を突き付けられた。世界大会常連国としてのプライドを持つ韓国にとって、この“本大会不出場”は衝撃的な出来事であり、国内のバレーボール界に深い影を落としている。
再起を期して挑んだ『ネーションズリーグ』。だが予選ラウンド第1週で早くも試練に直面しており、ドイツ、イタリア、米国にいずれもストレート負け。唯一勝機があったチェコ戦でも、フルセットの末に力尽きて敗北した。これにより「0勝1ポイント」という成績で、出場国中最下位に沈んでいる。
一方、かつては国際舞台でしのぎを削ったライバルの日本代表は、今大会ここまで1セットも失わず全勝と圧倒的なパフォーマンスでトップに付けている。この状況に韓国紙『Sports Kyunghyang』は危機感を募らせているようで「ますます大きくなる女子バレーボールの韓日格差…。韓国はVNLでアメリカに0-3で完敗し4連敗、日本は4連勝を飾っている」との見出しで記事を掲載。
同記事では、「韓国女子バレーボールが4連敗を喫した日に、日本は4連勝を飾った。かつてはアジアのライバルだった両国だが、今では世界の舞台でその差が大きく開いてしまった」と嘆いており、「今大会の目標は、最下位を免れてVNL(バレーボール・ネーションズリーグ)に残留することだ。そのためには、最低でも2勝が必要である」と定めた。
そして「攻撃を牽引する絶対的エースが不在で、セッターやリベロでも世代交代がうまく進んでいないため、攻守ともに戦力が急激に落ち込んだ」と自国の戦力を分析したうえで、「日本も近年、代表選手の一部が引退し世代交代を行なっている。しかし戦力に大きな変化はなく、世界トップレベルを維持している」と羨望の眼差しでみつめた。
かつての輝きを失い、“暗黒の時代”とも言うべき状況に突入している韓国。若手の育成や戦術の再構築など、課題は山積のようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「可愛いだけじゃダメですか?」爆笑をさらった野中瑠衣も登場!大林素子が女子バレー日本代表の記者会見オフショットを公開
2012年ロンドン五輪、2021年東京五輪で、いずれも4位入賞し、強豪国のひとつに数えられた。だがその後、栄光の時代を支えた“100年に1人の逸材”とも称されたキム・ヨンギョンを筆頭に、セッターのキム・スジ、さらにヤン・ヒョジンなど次々とベテラン勢が代表を引退。彼女たちの引退はチームに大きな空洞を生み、戦力は急速に低下していった。
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世代交代に伴う若手の育成や戦術の再構築が急務となるなか、韓国代表はパリ五輪予選で出場権を逃すという、厳しい結果を突き付けられた。世界大会常連国としてのプライドを持つ韓国にとって、この“本大会不出場”は衝撃的な出来事であり、国内のバレーボール界に深い影を落としている。
再起を期して挑んだ『ネーションズリーグ』。だが予選ラウンド第1週で早くも試練に直面しており、ドイツ、イタリア、米国にいずれもストレート負け。唯一勝機があったチェコ戦でも、フルセットの末に力尽きて敗北した。これにより「0勝1ポイント」という成績で、出場国中最下位に沈んでいる。
一方、かつては国際舞台でしのぎを削ったライバルの日本代表は、今大会ここまで1セットも失わず全勝と圧倒的なパフォーマンスでトップに付けている。この状況に韓国紙『Sports Kyunghyang』は危機感を募らせているようで「ますます大きくなる女子バレーボールの韓日格差…。韓国はVNLでアメリカに0-3で完敗し4連敗、日本は4連勝を飾っている」との見出しで記事を掲載。
同記事では、「韓国女子バレーボールが4連敗を喫した日に、日本は4連勝を飾った。かつてはアジアのライバルだった両国だが、今では世界の舞台でその差が大きく開いてしまった」と嘆いており、「今大会の目標は、最下位を免れてVNL(バレーボール・ネーションズリーグ)に残留することだ。そのためには、最低でも2勝が必要である」と定めた。
そして「攻撃を牽引する絶対的エースが不在で、セッターやリベロでも世代交代がうまく進んでいないため、攻守ともに戦力が急激に落ち込んだ」と自国の戦力を分析したうえで、「日本も近年、代表選手の一部が引退し世代交代を行なっている。しかし戦力に大きな変化はなく、世界トップレベルを維持している」と羨望の眼差しでみつめた。
かつての輝きを失い、“暗黒の時代”とも言うべき状況に突入している韓国。若手の育成や戦術の再構築など、課題は山積のようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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