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「VCARBのレベルにも達していない」角田裕毅、Q1敗退に終わった“悪夢の予選”を振り返る「他のどのグランプリよりも自信があった」

THE DIGEST編集部

2025.06.29

18番手タイムという厳しい予選を振り返った角田。(C)Getty Images

18番手タイムという厳しい予選を振り返った角田。(C)Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地6月28日、第11戦オーストリアGP予選で18番手タイムを記録し、まさかのQ1敗退を喫した。フリー走行で順調だったにもかかわらず低調に終わったセッションに角田は肩を落とした。

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 角田はF1公式サイトに、「今週はペースが良く、今日はそれをまとめるだけだったのに残念。予選が思い通りにいかなくて本当に悔しい。思い通りにいかず、うんざりしている」と落胆を露わに。以下のように詳細を語った。

「バランスにかなり苦労した。最初のプッシュと2回目のプッシュで感覚が全く違ったんだ。2回のアタックの間に何かが起こったので、マシンの何が違ったのかを突き止める必要がある。フラップの調整が影響したのかもしれない。最初のプッシュは実際かなり良い感触だったが、最後のプッシュでは肝心なところで心地良い感触を得られなかった」

 一方で蘭専門メディア『Racing News 365』には「予選前の最後のセッション(フリー走行3回目)は上手くいったし、他のどのグランプリよりも自信があった」とポジティブな手応えとともに予選に臨んだことも明らかにしている。

「少なくともQ3進出は期待していたし、最初のアタックは良い感触だった。今の段階では、自信を持って臨めることに満足している。アプローチと進歩に関しては、正しい方向に進んでいると確信している。でも、これほどチャンスが限られているマシンでは、できる限り一貫性を保つ必要がある」

 しかし「1回目(のアタック)と2回目の差が大きすぎた。自分が望むレベルでパフォーマンスを発揮できていない。パッケージの性能を最大限に引き出せておらず、VCARBのレベルにも達していない」とやはりレッドブルの独特なマシンへの適応に苦しんでいる様子だった。

 そして、角田はチームメイトのマックス・フェルスタッペンとの差についても言及。「マックスもQ2では僕と同じ問題を訴えているが、少なくとも彼はマシンの走らせ方とハンドリングの仕方を理解している。予期せぬ出来事があっても、1周以内に適応できるんだ」とレッドブルのマシンでの経験の違いを指摘した。

 これまでの週末と同じく予選で大失速してしまう問題を解決できなかった角田だが、決勝レースでは常にポジションを上げてきたのも事実。厳しい状況を覆し、チームのホームレースで4戦ぶりの入賞を果たせるか。

構成●THE DIGEST編集部

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