スポーツ専門局『Sky Sport』のイタリア版は現地７月２日、現在ドライバーズタイトル４連覇中の王者マックス・フェルスタッペン（レッドブル）がメルセデスからのオファーに合意したと報じた。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　同局は、「ウォルフ氏が最近フェルスタッペンの状況を注意深く見守りたいと何度も表明してきた」と説明。両者が水面下で交渉を行なってきた末、フェルスタッペンが「トト・ウォルフ氏（メルセデスチーム代表）のオファーを承諾したという」と伝えた。

　加えて同局は「メルセデスの取締役会の一部が、この動きをまだ承認していない」としつつも、来季から施行される新規定下では、メルセデスがグリッド上で最高のマシンを保有する可能性があると主張。それがフェルスタッペンの意思決定に影響を与えていると示唆した。

　フェルスタッペンには、レッドブルとの契約が2028年まで残っているものの、その契約には特定の順位を下回った場合に一方的に契約を解除できる等の例外条項が含まれていると言われている。現在コンストラクターズランキング４位、ドライバーズランキング３位に甘んじている現状から、例外条項を発動できる条件を満たしている可能性も高まっている状況だ。

　また、仮に移籍が実現した場合は、現在チームと約3500万ユーロ（59億円）規模の契約更新を交渉しているとされるジョージ・ラッセル（メルセデス）がそのシートを明け渡すことになると同局。その場合、ラッセルがフェルスタッペンのシートと交換する形でレッドブルに移籍する可能性があるほか、アストンマーティンなども移籍先の候補となっているといい、ドミノ現象で各チームのドライバー人事に影響が出る可能性があるとした。

構成●THE DIGEST編集部

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