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陸上

男子100mでまさかの大波乱! サニブラウンが予選敗退、代表候補・栁田大輝がフライングで失格!【日本選手権】

THE DIGEST編集部

2025.07.04

サニブラウンはタイムが伸びず予選敗退となった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

サニブラウンはタイムが伸びず予選敗退となった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 まさかの結末だ。

 34年ぶりに東京で開催される世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権が7月4日から東京・国立競技場で開幕した。初日は男子100メートル予選が実施され、パリ五輪代表のサニブラウン・アブデル・ハキームが10秒45で予選敗退となった。同じく五輪代表で優勝候補の栁田大輝(東洋大)はフライングで失格となった。

 9秒96で東京世界陸上の参加標準記録(10秒00)をただ一人突破しているサニブラウンは最終組の6レーンに登場。9秒98の自己ベストを持つ桐生祥秀が隣の7レーンに並んだ。

 好スタートを切ったのは桐生。スピードに乗り、10秒23の組1着でフィニッシュした。サニブラウンはスピードが出ず組4着となり、準決勝進出を逃した。前日に右股関節の骨挫傷で全治3週間の診断を受けていたことを明かしており、やはり故障の影響が色濃く伸び切れなかった。

 レース後、サニブラウンは「痛みはあったけど走ることに意味があると思った。普通に痛みはあります」とコメント。「こういうアクシデントがあるのもスポーツの一部。できるだけの精一杯はやった。皆さんに見せられたので良かった」と話し、現時点での力を出したと強調した。

 一方の栁田はショックで、一度はミックスゾーンをスルー。しばらくすると取材対応で現れ、「何もないです。スタートすらできなかった。いい感じだと思ってスタートに立ったけど、それが裏目に出ちゃったかなと思う」と涙声で振り返った。
 
 国立競技場での日本選手権は実に20年ぶり。参加標準記録を突破している選手は今大会3位以内に入れば代表に内定する。

 今大会の優勝候補2人が予選で姿を消す異例の事態となった。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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